週刊ラジオアニメディア だんぜん!アニメNo.1

週刊ラジオアニメディア だんぜん!アニメNo.1

『週刊ラジオアニメディア だんぜん!アニメNo.1』は、1983年10月から翌年4月まで放送されていたラジオ番組で、アニメに関する情報を幅広く扱っていました。メインパーソナリティには、声優の平野文さんと松野達也さん（現・松野太紀さん）が出演し、毎週水曜日の夜20時から30分間、ニッポン放送で放送されました。これはニッポン放送のナイターオフ期間中に放送されたため、時期的にも特別な位置付けの番組でした。

番組の概要と構成

『だんぜん!アニメNo.1』は、学研から発行されているアニメ雑誌「アニメディア」と連動した内容でした。放送では、アニメ情報を提供するだけでなく、リスナーからの参加を促すコーナーが多く設けられており、リスナーとのインタラクションを重視していました。スタート時には「お騒がせ！アニメのことならおまかせの週刊ラジオアニメディア『だんぜん!アニメNo.1』！」という華やかなタイトルコールで番組が始まりました。

番組内での注目企画には、毎回の最新アニメ情報を紹介する「アニメ・ニュースフラッシュ」、リスナーから寄せられたアニメに関連するユーモアを披露する「アニメひょうきん通信」、留守番電話を利用したメッセージの紹介を行う「アニメひとことマシンガン」などがありました。また、リスナーがセリフを考えるコーナーや、男女の会話をカセットテープに録音して送る「カセット参加! アニメ道場」など、参加型の内容が充実していました。

特に印象的なのは、1984年1月に行われた公開録音で、人気声優の神谷明さんがゲストとして参加しました。彼はこの番組に多数回ゲスト出演しており、その中で音源紹介なども行っていました。

主なコーナーとゲスト

「今週のラヴシーン」では、パーソナリティが提示するテーマに対してリスナーがセリフを考え、他のコーナー「アニメ川柳No.1」ではリスナーが投稿した句を組み合わせて紹介されるなど、リスナーが一緒に楽しむ工夫が多く施されていました。また、新しく始まった「アニキャラそっくり賞」では、アニメキャラクターに似ている人を募集し、リスナーの個性的なセンスが垣間見られました。

ゲストには戸田恵子さんや千葉繁さん、古谷徹さんなど、数多くの著名な声優が登場し、彼らとのトークを通じてリスナーに新たな情報や楽しみを提供しました。

放送の影響と人気

この番組は、アニラジの草分け的存在であり、当時のアニメファンにとって貴重な情報源でありました。リスナーとの距離を保ちながら、新しいアニメ情報をライトに伝えるスタイルは、今後のアニメ関連ラジオ番組にも多大な影響を与えたと言えるでしょう。

最終的に、『だんぜん!アニメNo.1』は1984年4月5日まで放送され、放送終了後も多くのファンの記憶に残ることとなりました。このように、一時代を築いたバラエティ豊かな内容が魅力の番組であったとされています。

もう一度検索