道北ブロックリーグ

道北ブロックリーグの概要

道北ブロックリーグは、北海道北部で開催されていたサッカーリーグであり、地域のクラブチームが参加する競技です。これは、北海道サッカーリーグの下位に位置するリーグで、他の都道府県でいうところの都道府県リーグに該当します。このリーグは、全国に5つあるブロックリーグの一つで、地域ごとの地区協会がそれぞれにチームを組織し、入れ替えを行うシステムになっています。

参加していた地区協会

道北ブロックリーグには、以下の地区協会からなるクラブチームが参加していました。

• - 上川管内南部・留萌管内南部からのチームは旭川地区サッカー協会に所属
• - 上川管内北部・留萌管内北部のチームは道北地区サッカー協会
• - 空知管内北部のチームは北空知地区サッカー協会
• - 宗谷管内のチームは宗谷地区サッカー協会に参加

なお、2011年までは空知管内南部のクラブもスポット的に参加していましたが、2012年以降は道央ブロックリーグに移行しました。2019年からは道北ブロックリーグは道央・道北ブロックリーグに置き換わり、以前のリーグに参加していた一部のチームが新たなリーグの一員として活動を開始しました。

リーグ形式

道北ブロックリーグは、試合を通じてチーム間の対抗を行う形式で運営されていました。基本的には、6チームで構成され、2回戦の総当たり戦で順位が決定されました。2007年以前は8チームによる1回戦総当たりで行われ、2017年には5チームでの2回戦総当たりが実施されましたが、奇数チーム編成によって各節には1チームが休みとなることもありました。

昇格と降格のシステム

リーグの1位になると、ブロックリーグ決勝大会に参加できる権利が得られます。この大会で好成績を収めることで、北海道サッカーリーグへの昇格が叶います。一方、4位以下のチームについては、各地区リーグの代表との入れ替え戦が行われ、勝利を収めたチームが次年度の道北ブロックリーグに所属することになります。ただし、ブロックリーグの構造が2011年度、2012年度には変化し、それに伴い入れ替え戦の取り決めも運営委員会で決定されることとなりました。具体的なレギュレーションは各年度により異なり、特に2012年にはBiei FC Grazieが旭川地区の代表と入れ替え戦を行い、見事に残留を果たしました。

年度別の成績と参加クラブ

道北ブロックリーグでは毎年の成績に応じた昇格・降格の先に地域サッカーの盛況を図っていました。歴代の参加クラブには、空知地区の北蹴会やFC Menino、旭川地区のACSCや旭蹴会、宗谷地区の稚内FCなど、多くのクラブが名を連ねました。これにより、地域サッカーの発展を促進し、各地での競技力向上が期待されました。

道北ブロックリーグは地域のスポーツ文化の一環として長年にわたり親しまれ、多くの選手が育成される場ともなっていました。しかし、道北ブロックリーグが他のバージョンに取り扱われることにより、その歴史は新たな形で引き継がれていくこととなります。

もう一度検索