道野辺八幡宮

道野辺八幡宮について

道野辺八幡宮（みちのべはちまんぐう）は、千葉県鎌ケ谷市道野辺中央に位置する神社です。この神社の正式名称は「八幡神社」（はちまんじんじゃ）であり、地域内に存在する他の八幡神社（鎌ヶ谷八幡、軽井沢八幡）と区別するために「道野辺八幡宮」と通称されています。また、旧社格は無格社となっています。

祭神

道野辺八幡宮に祀られている祭神は誉田別尊（ほんだわけのみこと）です。この神は厄除けや方位除けの神であり、学業成就や武運の守護でも知られています。

由緒

この神社の由緒は、平安時代に遡ります。社伝によると、下総国を征服した武将・平将門が中沢城を築く際、城の鬼門にあたるこちらの地に文武勝運の神として鎮祭したのが始まりとされています。具体的には、この場所に厄除けのための神が祀られたことが、その後の信仰の基体となりました。

歴史

道野辺八幡宮は、近世以降に道野辺村の氏神として信仰されていました。しかし、当初の氏神は根頭神社であり、八幡社には小規模な祠しか残っていなかったと言われています。また、鎌ヶ谷村の町長を輩出した旧家・浅海家が道野辺から中沢へ屋敷を移した際、氏神も一緒に移されたため、この八幡社は「カラ八幡」と称されるようになってしまいました。なお、千葉県の『神社明細帳』では、この神社は無格社として登録され、信徒数は30人とされています。
再興が認められたのは1974年で、社殿が新たに建立されて以降、鎌ケ谷市の総守護神として地域の人々の信仰を集めています。

祭事・年中行事

道野辺八幡宮では、さまざまな祭事が行われており、年中行事として以下のようなものがあります：

• - 例祭
• - 春祭（毎年5月5日）
• - 秋祭（毎年10月15日）
• - 歳旦祭（毎年1月1日）
• - 開運祭（毎年1月2日）
• - 元始祭（毎年1月3日）
• - 学神祭（毎年1月25日）
• - 七五三祭（毎年11月15日）
• - 除夜祭（毎年12月31日）
• - 月次祭（毎月1日、15日）

境内社

道野辺八幡宮の境内には、他にもいくつかの社があります。具体的には、天満宮、御食津神社、少彦名神社、豊洲神社などがあり、地域の信仰を集めています。

その他の情報

さらに、道野辺八幡宮では毎月第2土曜日に骨董市が開かれ、地域の文化交流の場ともなっています。

交通アクセス

道野辺八幡宮へのアクセスは、東武野田線の鎌ケ谷駅から徒歩約5分です。神社までの道のりは自然に囲まれ、訪れる人々にとって穏やかな環境となっています。

道野辺八幡宮は、その豊かな歴史と文化を持ちながら、地域の人々に信仰され続ける神社です。

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