遠山えま

遠山えまのプロフィールと業績

遠山えま（とおやま えま）は、日本の漫画家でイラストレーター。東京都に生まれ、女性としてその才能を発揮しています。彼女は、漫画家の遠山光の姪にあたります。総じて多様な媒体で作品を展開している彼女ですが、特に「わたしに××しなさい!」が2012年に講談社漫画賞児童部門を受賞し、ドラマCDや映画化、さらには2018年にはムービーコミック化されるなど、メディアミックス展開がされました。また、2024年には彼女のデビュー20周年を記念して「ヴァンパイア男子寮」がテレビアニメ化される予定です。

来歴

えまは小学1年生のときに高橋留美子の「らんま1/2|らんま1_2」を読み、絵を描くことに目覚めました。小学4年生の頃には漫画のコマ割りを始め、将来の夢に向けた道を歩み始めました。高校生時代にも個人的に漫画を描くも、職業としての漫画家を志すきっかけとなったのは、友人の影響からでした。2002年には「1年でプロになれなかったら諦める」との決意をもって、講談社の『なかよし』へ初投稿を果たし、翌年には「天使のタマゴ」で特選を受賞しデビューしました。

2004年には初の連載「ゴックン!ぷーちょ」を開始し、10年以上にわたって数多くの作品を手掛けることとなります。2012年においては、漫画賞の受賞だけでなく、チャリティ活動にも注力し、震災被災者支援のために他の作家と共に同人誌の制作にも携わりました。

作風

遠山えまの作品は、初期の連載「ママコレ」までは明るく無邪気なスタイルで描かれることが多く、ファンタジー要素も強かったですが、連載が進むにつれて、特に「ココにいるよ!」以降では時に暗いテーマが扱われるようになります。2008年からは少年漫画や青年漫画の雑誌にも進出し、様々な作品を次々と世に送り出しました。彼女の執筆スピードは非常に早く、同時に複数の作品を連載していた時期もあり、その活動の多様性から「遠山えまは5人いるのではないか」という噂も立つほどです。

作品リスト

連載作品

• - ゴックン!ぷーちょ: 初連載作。2004年4月から2005年7月まで。全3巻。
• - ママコレ: 2005年9月から2007年3月。全3巻。
• - ココにいるよ!: 2007年7月から2009年1月。全5巻。
• - イチ・らぶ・キュウ: 2008年3月から2010年4月。全3巻。
• - わたしに××しなさい!: 2009年6月から2015年7月。全19巻。
• - ヴァンパイア男子寮: 2018年12月から2024年まで。全14巻の予定。

書籍とその他の業績

彼女の作品は多岐にわたり、短編から長編、さらには異世界を舞台にしたものまで様々です。また、イラストや装画にも才能を発揮しており、数多くの文庫本や同人誌にも関わっています。このように、遠山えまは日本の漫画界において独自の足跡を残す存在となっています。彼女の今後の活動にも注目が集まります。

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