遠江国の式内社一覧

遠江国の式内社一覧

概要

遠江国（とおとうみのくに）の式内社一覧は、『延喜式』の「神名帳」に記載された神社、すなわち「式内社」と、その論社をまとめたものです。さらに、神名帳には記載されていないものの、当時に存在したとされる「式外社」についても付記しています。

式内社

『延喜式』神名帳には、遠江国に以下の神社が記載されています。

大社: 2社2座（いずれも名神大社）
小社: 58社60座

合計で60社62座が式内社として記録されています。

名神大社

名神大社は、特に霊験あらたかとされた神社で、朝廷から特別な崇敬を受けていました。遠江国には、この名神大社が2社存在します。

小社

小社は、名神大社に次ぐ格式の神社で、地域の人々から信仰を集めていました。遠江国には、多くの小社が存在しています。

式外社

式外社は、『延喜式』神名帳の編纂時には存在したものの、何らかの理由で同帳に記載されなかった神社です。これらの神社も、当時の人々の信仰生活において重要な役割を果たしていたと考えられます。

『延喜式』神名帳とは

『延喜式』は、平安時代中期に編纂された律令の施行細則であり、その中の「神名帳」は、当時の神社を網羅的に記録したものです。この神名帳に記載された神社を「式内社」と呼び、朝廷から一定の格式を与えられていました。一方、神名帳に記載のない神社は「式外社」とされます。

参考文献

皇典講究所・全国神職会校訂『延喜式 上巻』（大岡山書店、昭和4年） - 国立国会図書館デジタルコレクション
『延喜式 第2』（日本古典全集刊行会、昭和4年） - 国立国会図書館デジタルコレクション

外部リンク

* 遠江国 式内社62座 - 國學院大學21世紀COEプログラム「神道・神社史料集成」

まとめ

遠江国の式内社は、古代日本の信仰体系と、朝廷の神社政策を理解する上で重要な資料です。この一覧を通して、遠江国の歴史と文化、そして人々の信仰心に触れていただければ幸いです。

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