遠藤幸佑

遠藤幸佑：ラグビーとボクシングの道を歩んだ北海道出身のアスリート

北海道中標津町出身の遠藤幸佑氏は、1980年11月11日生まれの元ラグビー選手、そしてアマチュアボクシング選手です。中標津町の牧場を営む家庭に育ち、幼少期は剣道を経験していましたが、中標津高校入学を機にラグビーを始めました。

高校時代から才能を開花させ、2、3年次には花園への出場を果たし、高校日本代表にも選出されています。その後、法政大学に進学。大学ではフルバックに転向し、大学選手権で準優勝、4強入りを経験するなど活躍を続け、7人制日本代表にも選ばれました。

2003年、トヨタ自動車ヴェルブリッツに入社。チームのトップリーグ昇格に貢献すると、2004年には日本代表に選出され、イタリア戦で代表デビューを果たしました。

2007年のラグビーワールドカップでは日本代表メンバーとして選出され、特にウェールズ戦でのトライは、相手チームの選手からも絶賛されるほどの素晴らしいものでした。同年の7月から10月にかけては、カンタベリー代表としてニュージーランドでプレー。帰国後も代表に選出され、アメリカ戦でトライを挙げる活躍を見せました。

2011年のワールドカップにも出場し、3試合に出場。2015年にはトップリーグオールスターで現役を引退しました。

引退後は新たな道を歩み始め、アマチュアボクシングに転向。2019年の全日本社会人選手権ではヘビー級で決勝に進出し、惜しくも準優勝という結果に終わりましたが、その高い競技性を示しました。

遠藤氏の活躍は、ラグビー界にとどまりません。彼の才能と努力は、異なる競技においても高いレベルで発揮され、多くのファンを魅了しました。

経歴のハイライト

出身地: 北海道中標津町
ポジション: ウィング(WTB)、フルバック(FB)
日本代表キャップ: 41
ニックネーム: 滝廉太郎
主な所属チーム: トヨタ自動車ヴェルブリッツ
学歴: 中標津高校、法政大学
主な実績:
高校時代: 花園出場、高校日本代表選出
大学時代: 大学選手権準優勝、4強入り、7人制日本代表選出
社会人時代: トップリーグ昇格貢献、ラグビーワールドカップ出場(2007年、2011年)、ウェールズ戦での名トライ
* 引退後: アマチュアボクシング転向、全日本社会人選手権ヘビー級準優勝

家族

実弟の遠藤康宏氏も、中標津高校から法政大学に進み、ラグビー選手として活躍していました。現在は引退し、大手食品会社に勤務しています。

遠藤幸佑氏の物語は、才能、努力、そして挑戦を体現する、感動的なものです。ラグビー界のみならず、日本のスポーツ界に大きな足跡を残したと言えるでしょう。

もう一度検索