遠藤康

遠藤 康 (えんどう やすし)

遠藤康は、日本のプロサッカー選手で、1988年4月7日に宮城県仙台市で生まれました。現在はJリーグのベガルタ仙台に所属しており、ミッドフィールダーやフォワードと多彩なポジションでプレーしています。サッカーキャリアのスタートは少年時代からで、兄が所属する少年サッカーチームでサッカーに親しみました。彼は6歳で正式にサッカークラブに入団し、その後も着実に成長を遂げていきます。

プロ入り前のキャリア

遠藤は小学校5年生の時に塩釜FCジュニアユースに入団し、その後、宮城・塩釜高のユースチームでの活躍を経て、2007年に鹿島アントラーズへ加入。早くから注目されており、特に中学3年時にはU-16宮城県トレセンに選出され、カメイカップにも出場しました。高校1年生で既にトップチームに登録され、シーズン中に試合出場を果たすなど、将来を期待される選手の一人でした。

鹿島アントラーズでの活躍

鹿島アントラーズでは、2007年に公式戦デビューを果たし、最初の数年は出場機会が限られましたが、2010年から徐々に存在感を示しました。2010年にはACL第2節でプロ初得点を挙げ、自己最多の出場試合数を記録した2012年にはリーグ戦で32試合に出場しています。特に2014年には初の2桁得点を達成し、Jリーグ優秀選手賞を受賞するなど、チームの中核として重要な役割を果たしました。

2017年のFUJI XEROX SUPER CUPでは2ゴールを決め、チームの優勝に貢献。その後もACL決勝に出場し、鹿島アントラーズのアジア制覇に寄与しました。2019年には一時的に出場機会が減ったものの、その後はFWとしての起用が増え、持ち味を発揮し続けました。2020年の大分トリニータ戦ではハットトリックを達成し、存在感を再確認させる結果を残しています。

ベガルタ仙台への移籍

2021年12月、地元のベガルタ仙台に完全移籍した遠藤は、初年度からサポーターの心を掴むパフォーマンスを見せました。2年目にはチームの屋台骨を支え、ヒーローインタビューで自身の経験を基にタイトル獲得の重要性を語るなど、チームの精神的な支柱として活躍しています。3年目からはキャプテンとしてもチームを牽引しており、その存在感はますます大きくなっています。

日本代表としての経歴

遠藤は若い頃から日本代表の各年代で活躍し、U-15、U-16、U-18と代表経験を積んできました。2015年には日本代表候補となり、いくつかのトレーニングキャンプに参加。その際、テクニックの高さやプレーのビジョンが評価され、将来の日本代表としての期待も高まっています。

経歴まとめ

遠藤康は、数々のタイトルを獲得し、各年代代表としても活躍する実力派選手です。今後の更なる活躍が楽しみな選手の一人であり、サッカーファンにとって見逃せない存在です。彼のキャリアは、サッカーへの情熱と努力の賜物であることは間違いありません。

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