遥那もより

遥那 もより（はるな もより）

遥那もよりは、日本の漫画界で活動するユニークな漫画家ユニットです。物語の構成をたくすけ氏が、そして繊細な作画をもよもよ氏が担当する二人組として知られています。彼らは主に、日常の中に非日常を織り交ぜたような、読みやすくも印象的な4コマ漫画を中心に作品を発表しています。

そのキャリアは、様々なウェブ漫画プラットフォームでの連載から始まりました。

主な連載作品

『2度目の鳥飼さん』
2013年12月12日より、コミックスマートが提供するウェブ漫画誌『GANMA!』にて連載を開始した初期の代表作です。この作品は、身長がわずか20センチしかない小さなひよこ、鳥飼が主人公。彼は失われた自身の記憶を取り戻すために奮闘するという、シュールかつ心温まる物語が4コマ形式で展開されます。連載は2015年7月19日まで続けられました。

『どんどんぐり！』
2016年11月30日からは、NHN comicoが運営する『comico』にて新たな連載がスタートしました。宇宙からやってきた、おしゃべり好きなリスと、ごく普通の青年がひょんなことから同居することになるという設定のコメディ作品です。異星の住人との奇妙な共同生活を描き、読者に笑いを届けました。この連載は2017年5月24日まで続きました。

『ネコの手、借りてます。』
2019年2月22日からは、マンガボックスにて連載された作品です。売れない漫画家の元に現れたのは、なんと猫のゴースト。この猫のゴーストが漫画制作を手伝うという、ファンタジーと日常が融合したユニークな設定の物語が描かれます。連載は2021年まで続けられました。

『今年の大みそかに付き合う二人』
2021年には、LINEマンガにて新たな連載が始まりました。特定のプラットフォームでの連載を通じて、彼らの作品はより多くの読者に届けられるようになりました。

その他の活動と作品

遥那もよりは、上記以外にも多岐にわたる媒体で作品を発表しています。

雑誌掲載作品
竹書房の漫画雑誌『本当にあった笑える話』や『本当にあった笑える話SP』には、『はたらけ！ねこ課長』や、心霊体験をテーマにした『【心霊＆絶叫】身近に潜む恐怖体験』などが掲載されています。

関連作品・書籍
『2度目の鳥飼さん』のスピンオフ的な作品として、『GANMA!』にて『鳥飼さんのおでかけ〜ミィちゃんの作戦会議〜』が2015年4月14日から5月26日まで短期集中連載されました。
また、『どんどんぐり』は新書館より書籍として刊行されており、2011年4月26日に発売されています（ウィングス・コミックス）。来歴のcomico版「どんどんぐり！」の開始より前の発売ですが、これは過去の作品の書籍化、あるいは別媒体での発表版の可能性があります。
作品リストにはこの他にも、『キミの××が見えない。』（comicoでの連載）、『へなちょころね』、『才能の殺し屋』、『もより日和』、『ぜつぼうペンギン』、『パンダのミライ ―浜家・良浜 いのちの物語―』などが挙げられており、幅広いテーマや形式に挑戦していることがうかがえます。

* イラストレーション
漫画作品以外にも、イラストレーターとしても活動しており、2017年10月5日に日本教育研究出版から発売された書籍『ひとりだちするための進路学習-あしたへのステップ』のイラストレーションを担当しています。

遥那もよりの作品は、身近な日常にファンタジーや非日常的な要素を巧みに組み合わせ、読者を惹きつける魅力を持っています。主に4コマ漫画という形式を用いて、軽快なタッチと独特のユーモアで物語を展開するのが特徴です。ウェブ媒体を中心に活動の幅を広げ、様々なジャンルの作品を発表し続ける彼らの今後の活躍が期待されます。

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