那須塩原市立塩原小中学校

那須塩原市立塩原小中学校の概要

那須塩原市立塩原小中学校は、栃木県那須塩原市中塩原に位置する公立の義務教育学校です。この学校は2005年に設立された塩原小学校の2代目として開校し、2017年には県内初となる義務教育学校として新たに生まれ変わりました。

沿革の歴史

上塩原小学校と塩原小学校の統合

初代塩原小学校と上塩原小学校は、2005年に統合されて塩原小学校（2代目）として新たに開校しました。学校の校歌や校章も制定され、地域の教育の新たな一歩が踏み出されました。そして、2012年には小規模特認校に指定されるなど、地域の教育機関としての役割を果たしました。

2014年4月からは校舎が一体となった小中一貫教育が始まり、子どもたちが一貫した教育を受けられる環境が整いました。残念ながら、塩原小学校（2代目）は2017年3月31日をもって閉校しました。

塩原中学校の歴史

塩原中学校は1947年に設立され、最初は塩原小学校の一部を凌駕して仮校舎を利用しての開校でした。その後、1976年に教育事務所の管轄が変更され、さらに1982年には郡界変更がありました。最終的には2005年に那須塩原市立塩原中学校となり、2017年に閉校しました。

塩原小中学校の設立

2012年、教育委員会から小中一貫教育研究の指定を受けた塩原小中学校は、2014年に県内初の校舎一体型小中一貫校として設立されました。2017年4月1日には、義務教育学校としての正式な運営が始まり、開校式が挙行されました。

教育の特色

塩原小中学校では4・3・2制を採用しており、学年ごとにI期（1～4年生）、II期（5～7年生）、III期（8～9年生）に分けています。また、小学校相当の前期課程（1～6年生）と中学校相当の後期課程（7～9年生）に区分されます。後期課程では、制服を着用するため、学びの環境を整える工夫がされています。

校訓「共に生きる」や教育目標「自分を磨き 人に優しい児童生徒の育成」を掲げ、生徒たちに思いやりや協力の大切さを教えています。

部活動・クラブ活動

学校では部活動やクラブ活動も活発に行われています。児童生徒数や保護者の希望、教師の得意分野を考慮して、毎年異なる活動が展開されています。例えば、前期課程では剣道部やスポーツ部などの常設部があり、特設部としては陸上競技部や音楽部などが設置されています。後期課程では野球部やバレーボール部などが活動を行い、子どもたちの成長をサポートしています。

通学区域と交通手段

那須塩原市内の塩原、中塩原、上塩原、湯本塩原の地域から通学する生徒が多くいます。前期課程の児童は徒歩やスクールバスで通学し、後期課程の生徒は主に自転車を利用します。

学校へのアクセスには、JR東北本線の西那須野駅から約26.5km、また市営バスの「ゆーバス」で提供されている木の葉化石園入口バス停からも600mほどの距離があります。

まとめ

塩原小中学校は、地域に根ざした教育を大切にし、義務教育の新たな形を提供する学校です。子どもたちが心豊かに成長できるよう、様々な教育プログラムを通して、個性を伸ばす教育を行っています。

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