那須塩原市立箒根学園

那須塩原市立箒根学園について

那須塩原市立箒根学園は、栃木県那須塩原市関谷に位置する公立の義務教育学校です。この学校は、関谷小学校、大貫小学校、横林小学校、そして箒根中学校が統合されたもので、2023年4月1日に新たに開校しました。箒根学園は小学生と中学生が同じ施設で学ぶことができる小中一貫教育を提供しており、前期課程が小学校、後期課程が中学校にあたります。

校舎の構成

箒根学園の校舎は、旧関谷小学校の敷地に新たに建設されました。敷地面積はおよそ2万8550平方メートルあり、北側には校舎や体育館、南側には広いグラウンドが配置されています。学校の新しい校舎は、既存の校舎と渡り廊下でつながっており、1階には二つの教室、そして多目的トイレ、職員室、校長室、保健室、放送室などの管理部門が設置されています。また、2階には教室が七つ、多目的室、会議室が配置されています。この新校舎にはエレベーターもあり、交通の便も考慮されています。

一方、既存の校舎はRC造（二階建て）で、1階には二つの教室や美術・図工室、技術室、家庭科室、地域開放多目的室があります。2階には理科室が二つ、図書室、音楽室、そして四つの教室が設けられており、照明のLED化やトイレの洋式化も進められています。体育館については、2023年度の入学式が終わった後、取り壊しが予定されており、新たに体育館が建設される計画です。

校歌と沿革

2022年11月9日に箒根学園設置準備委員会が第11回総会を開催し、校歌が制定されました。作詞は丑越薫、作曲は上野哲生が手掛け、地域の住民や学校の卒業生からフレーズを公募し、それを元に作られました。

箒根学園は2023年4月1日に開校し、4月10日には最初の始業式、11日には第1回入学式が行われました。開校式には240名の児童生徒が参加しました。初年度の3月には第1回卒業式も予定されています。

制服と部活動

箒根学園の制服は、後期課程から着用が義務付けられ、2023年4月に入学した新7年生から、箒根学園の新デザインの制服が適用されます。新8年生および新9年生については、従来の制服が着用可能です。体育着およびウィンドブレーカーは、2023年4月から新デザインが採用されることになっています。

部活動に関しては、前期課程では野球部やソフトボール部などが常設部として存在し、陸上競技部や駅伝部などの臨時部もあります。後期課程では男子に野球部や卓球部、女子にはソフトテニス部やバレーボール部などが設置されています。また、男女ともに文化部も設けられています。

通学区域

箒根学園の通学区域は、那須塩原市内の関谷や金沢、宇都野、下大貫、上大貫、高阿津、下田野、遅野沢、蟇沼、折戸、上横林、横林、接骨木など、広い範囲にわたります。これにより地域の子どもたちが集まり、豊かな教育環境が提供されています。

このように、那須塩原市立箒根学園は新しい教育ポリシーのもとで地域に根ざし、さまざまな取り組みで未来を担う子どもたちを育んでいます。

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