邪呀

邪呀 (じゃが) ― 闇に潜む忍びの集団

『風雲黙示録』シリーズに登場する邪呀は、裏社会で暗躍する謎多き忍者集団です。諜報活動や暗殺といった犯罪行為を主な活動とし、全員が仮面を被り素顔を隠しています。武器は鉤爪を主体とし、高度な忍術を駆使する熟練の忍者集団として描かれています。

邪呀には、ゴズウ、メズウ、カズウの三兄弟と、その首領であるジャズウの4名が確認されています。兄弟はそれぞれ異なる属性の忍術に長けており、首領ジャズウは妖術も操る多才な人物です。

ゴズウ (牛頭)

炎を操る忍者、ゴズウは赤い装束に牛を思わせるガスマスクを身につけ、冷徹な性格をしています。メズウ、カズウとは一卵性ではない三つ子兄弟であり、兄弟愛に深く縛られています。

『風雲黙示録』では、カズウの死をきっかけに、メズウと共に獅子王への復讐を誓い『獣神舞闘会』へ参戦します。しかし、『風雲スーパータッグバトル』で獅子王を倒した後に明かされた真実、カズウを殺したのは獅子王ではなくジャズウだったのです。この衝撃的な事実を受け、ゴズウは邪呀への反旗を翻すことを決意します。

ゴズウの必殺技

陽炎拳 (かげろうけん)：手刀を連発する。
轟天 (ごうてん)：鉤爪を突き出し回転突撃する。
無道牛炎波 (むどうぎゅうえんは)：姿を消し、牛の顔の形をした炎を飛ばす。
豪炎弾 (ごうえんだん)：手甲から爆弾を発射する。
滅殺爪 (めっさつそう)：上空から鉤爪で奇襲する。
獄炎界 (ごくえんかい)：飛び道具。
三日月 (みかづき)：衝撃波を飛ばす。
無道転輪爪 (むどうてんりんそう)：空中からの奇襲技。
邪呀乱撃掌 (じゃがらんげきしょう)：陽炎拳の強化版。

メズウ (馬頭)

水と氷の忍術を使うメズウは、青い装束に馬を思わせる尖ったマスクを身につけ、凶暴な性格をしています。ゴズウ、カズウとは三つ子兄弟であり、兄であるゴズウと共に復讐に燃えます。

『風雲黙示録』、『風雲スーパータッグバトル』と獅子王への復讐を誓い、兄と共に『獣神舞闘会』、『裏獣神舞闘会』に参戦します。しかし、真獅子王撃破後にジャズウからカズウ殺害の真実を告げられ、邪呀に追われる身となります。

メズウの必殺技

陽炎脚 (かげろうきゃく)：連続蹴りを繰り出す。
轟天 (ごうてん)：ゴズウと同じ技。
無道水流波 (むどうすいりゅうは)：水流で相手を巻き込む。
流氷弾 (りゅうひょうだん)：氷の弾を打ち出す。
かまいたち：下から上に蹴り上げる。
氷衣 (ひょうい)：氷の球で身を護る。
三日月 (みかづき)：衝撃波を飛ばす。
無道転輪爪 (むどうてんりんそう)：ゴズウと同じ技。
邪呀乱撃脚 (じゃがらんげききゃく)：陽炎脚の強化版。

カズウ (鹿頭)

ゴズウとメズウの弟、カズウは緑色の装束に鹿の角、ゴーグル、マスクを身につけ、風の忍術の使い手でした。兄弟思いの優しい性格で、獅子王に殺されたとされていましたが、実際はジャズウによって命を奪われていました。

ジャズウ (邪頭)

邪呀の首領であるジャズウは、忍術に加え妖術も操る危険な人物です。普段はカラスの姿で現れ、真獅子王の居城を異空間に変貌させる力を持っています。

目的のためには手段を選ばず、ゴズウとメズウを操り、カズウを殺害、真獅子王を倒させた後、彼らを殺害しようとする冷酷な一面も持ち合わせています。『風雲スーパータッグバトル』では最終ボスとして、『ザ・キング・オブ・ファイターズXI』では乱入キャラクターとして登場します。

ジャズウの必殺技

陽炎拳 (かげろうけん)：邪呀乱撃掌に近い技。
陽炎脚 (かげろうきゃく)：邪呀乱撃脚に近い技。
轟天 (ごうてん)：ゴズウ、メズウと同じ技。
豪炎弾 (ごうえんだん)：ゴズウと同じ技。
無道水流波 (むどうすいりゅうは)：メズウの技に類似。
鎌鼬 (かまいたち)：メズウと同じ技。
三日月 (みかづき)：ゴズウと同じ技。
邪氷魔 (じゃひょうま)：ツララを落とすオリジナル技。
背水叫喚殺 (はいすいきょうかんさつ)：姿を消して上空から攻撃するオリジナル技。
無道転輪爪 (むどうてんりんそう)：ゴズウ、メズウと同じ技。
* 邪呀絶滅柱 (じゃがぜつめつちゅう)：炎柱を飛ばすオリジナル技。

邪呀は、それぞれの個性と複雑な関係性を持った忍者集団として、『風雲黙示録』シリーズに独特の色を添えています。彼らの物語は、裏切りの連鎖と復讐のドラマを描いており、プレイヤーに深い印象を与えます。

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