郡上市立大和北小学校

郡上市立大和北小学校の歴史と閉校

郡上市立大和北小学校（ぐじょうしりつ やまときたしょうがっこう）は、岐阜県郡上市大和町に存在した公立の小学校であり、2024年に廃校となる運命を辿りました。学校は、かつて地域の教育機関として大きな役割を果たしてきましたが、郡上市内の他の小学校との統合により新たな学校が誕生することとなりました。

通学区域と進学先

この小学校の通学区域には、大和町剣、大和町名皿部、大和町小間見、大和町大間見の各地が含まれており、地域の子どもたちが通学していました。卒業後は、郡上市立大和中学校への進学が定められていました。

沿革と歴史

郡上市立大和北小学校の歴史は1873年（明治6年）に遡ります。この年、剣村に鶴木学校が開校し、同時期に他の村でも学校が開設されました。その後、学校名は1882年に公立鶴木小学校に改称され、1897年には周辺の村が合併して弥富村が成立します。このことを機に、学校は弥富尋常高等小学校と名を変えました。

1955年には大和村が成立し、それに伴い大和村立北小学校への改称が行われました。この頃、学校は地域の教育の中心としてますます重要な役割を果たし始めました。

1969年には地震の影響で校舎が損傷し、教育環境の変化を余儀なくされましたが、1971年には新しい校舎が完成し、安心して学べる環境が整えられました。

その後も着実に施設の整備が進められ、1981年には第二校舎、1985年には町制施行により学校名が大和町立北小学校に改名されました。

近年の変化と廃校

2004年には郡上市立大和北小学校に改称され、地域の小学校としての地位を一層確立しました。しかし、2022年には新しい郡上市立大和小学校の建設が始まり、従来の校舎の一部が解体され、仮設校舎での授業がスタートしました。

2023年3月には新しい体育館が完成し、2024年4月からは郡上市立大和小学校の体育館として利用される予定です。同年の9月23日には閉校を記念したイベントが行われ、多くの卒業生や地域住民が参加しました。

ついに2024年3月31日をもって、郡上市立大和北小学校はその長い歴史に幕を下ろします。学校の役割を終え、新たな歴史を築くための準備が進められることになります。郡上市立大和北小学校は、その数々の思い出とともに、地域の心に記憶され続けることでしょう。

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