郡山西部サッカー場

仙台大学サッカーフィールド郡山

福島県郡山市の大槻公園内に位置する仙台大学サッカーフィールド郡山は、地域のサッカーを育む重要なスポーツ施設です。このサッカー場は、1994年に開設され、1995年にはふくしま国体のサッカー競技のメインスタジアムとして利用されました。近年、2023年4月からはネーミングライツの導入により、現在の愛称「仙台大学サッカーフィールド郡山」が使用されています。

基本情報

メインコートは天然芝で、サイズは124m x 84m、収容人数は3,722人です。スタンドは、メインスタンドに2,722席の椅子席があり、バックスタンドは芝生席が設けられています。ただし、両サイドスタンドには座席が設置されていません。照明設備は無く、得点板は手動式となっています。また、サブコートとしていくつかの天然芝のグラウンドも完備していますが、これらのコートには座席が設けられていません。

主なイベントと歴史

このスタジアムは、天皇杯の試合や福島県で行われる全国大会の予選会場として広く使用されています。過去には、日本フットボールリーグ（JFL）で活動する福島FCの主管試合や、東京電力女子サッカー部マリーゼの一部ホームゲームも開催されていました。特に2004年には、AFC U-17選手権が行われ、多くのサッカーファンが訪れました。

また、東日本大震災によって一時休部したマリーゼの移管先であるベガルタ仙台レディースの試合が行われ、郡山がサッカーの拠点として機能する重要な場であることを再確認させました。にもかかわらず、近年はJリーグの開催において、必要とされる座席数の条件を満たさないため、J3リーグの試合は難しかったものの、2020年には予定がありましたが、新型コロナウイルスの影響で試合は無くなりました。

アクセスと施設管理

仙台大学サッカーフィールド郡山へのアクセスは良好で、JR郡山駅から福島交通バスを利用し「大槻スポーツ公園入口」で下車後、徒歩で15分程度の距離にあります。車でのアクセスも可能で、郡山中央スマートインターチェンジからは約1.7kmの距離です。

運営面では、2014年に管理者が変更され、現在はNSGグループにより管理されています。周辺には郡山青少年会館や大槻公園、郡山市少年湖畔の村があります。スポーツを通じて地域のコミュニティが活性化することを目的とした取り組みも行われています。

このように、仙台大学サッカーフィールド郡山は、地域のサッカー振興の中心地として、今後もさらなる発展が期待されているスポーツ施設です。

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