郷土劇場
『郷土劇場』は、
[沖縄テレビ放送]と
歌謡ポップスチャンネルで放送されている長寿番組です。
1960年2月20日に放送を開始し、民放
テレビ番組としては
皇室アルバムに次ぐ歴史を持ち、OTVの開局当初から現在まで続いています。
概要
番組は開始当初、『水曜郷土劇場』として水曜夜に放送されていました。その後、『お茶の間郷土劇場』とタイトルを変え、土曜昼の放送枠へ移動。さらに金曜昼枠を経て、
1995年10月からは現在の『郷土劇場』となり、水曜午前10時枠で放送されました。
2004年10月からは木曜午前10時代に移動し、
2006年4月からは木曜午後3時代での放送となりました。2007年10月からは月2回の放送となり、
2018年4月からは月1回の放送となり、放送時間も火曜深夜へ移動しました。
また、
スカパー!プレミアムサービス、スカパー!e2、
ケーブルテレビ等の
歌謡ポップスチャンネルでも無料放送されており、全国で視聴が可能です。
沖縄における影響
日本復帰前の沖縄では、『郷土劇場』の放送時間帯になると
銭湯から人がいなくなる、立法院議員選挙の演説会が放送曜日を避けて行われた、という伝説が残っています。これは番組が県民に広く親しまれ、生活に深く根ざしていたことを物語っています。
沖縄県内では他にも郷土芸能を扱った
テレビ番組が放送されており、
NHK沖縄放送局の『沖縄の歌と踊り』もその一つです。また、
琉球放送でも『火曜郷土劇場』や『RBC招待席』→『RBCかりゆし劇場』といった番組が放送されていました。
放送時間・内容
現在のOTVでの放送時間(
2018年4月~)は、毎月第4水曜日の15:50~16:50です。『郷土劇場 芸能の広場』として、県内のホールで行われる沖縄芝居や民謡などの公演を収録し放送しています。通常の有料公演を収録するため、番組で放送されることが観客に告知されないこともあります。
歌謡ポップスチャンネルでは、OTVでの放送の翌月、第1・第3金曜日の25:30~26:20に『郷土劇場 oh!笑いけんさんぴん』、第2・第4金曜日の25:30~26:20に『郷土劇場 芸能の広場』がそれぞれ放送されます。
過去の放送
過去には、『郷土劇場 oh!笑いけんさんぴん』が毎月第4火曜日の15:56~16:50に放送されていました。地元のお笑い芸人による
コントとゲスト歌手の歌を公開録画する形式で、原則として沖縄市民小劇場あしびなーで収録が行われていました。5月には那覇ハーリー会場での収録もありました。この番組は
2003年5月7日に開始され、
2018年3月をもって終了しました。また、
2005年4月7日から
9月29日までの半年間は、毎週木曜深夜にも放送されていました。
『郷土劇場』は、沖縄の芸能文化を伝える貴重な番組として、これからもその役割を果たし続けるでしょう。
外部リンク
郷土劇場(沖縄テレビ放送)
郷土劇場(インターローカルメディア)
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