酒々井インターチェンジ

酒々井インターチェンジについて

酒々井インターチェンジ（しすいインターチェンジ）は、千葉県印旛郡酒々井町尾上に位置する、東関東自動車道のインターチェンジです。地域活性化インターチェンジとして、酒々井町と隣接する富里市にまたがる形で設置されています。

概要

酒々井町は成田国際[[空港]]から10km圏内に位置し、急速な都市化が進んでいます。この状況下で、空港や物流拠点へのアクセスを向上させ、地域活性化を図ることが求められていました。また、酒々井南部土地区画整理事業や富里第二工業団地における企業誘致も期待されていました。

このような背景から、「地域活性化インターチェンジ制度」を活用し、2005年度から千葉県が事業主体となってインターチェンジの整備が進められ、2013年4月10日に供用が開始されました。

建設工事は、料金所からアクセス道路（出口交差点から国道296号）までを千葉県が、料金所から東関東自動車道までをNEXCO東日本が千葉県からの委託を受けて担当しました。事業区域内には、埋蔵文化財包蔵地が約5割を占めており、さらに東関東自動車道沿いには、成田空港の重要施設である航空燃料パイプラインが埋設されているという特殊な状況でした。特に、パイプラインの移設が困難であったため、下り線側のオンランプ建設には、既成PC杭を使用した自立式の連続壁体構造が採用されました。

構造としては、東関東自動車道側が割堀構造となっています。このため、下り線の流入出ランプ橋とアクセス道路となる県道橋の新設工事、旧道であった市道橋・町道橋の撤去工事が行われました。

施設面では、分合流部の道路照明を除く道路照明と建屋照明にLEDを採用し、料金所屋根には太陽光発電パネルを設置するなど、省エネルギー設備が導入されています。

歴史

2004年4月28日：国土交通省より地域活性化インターチェンジ制度の施行命令を受ける。
2005年度：インターチェンジの整備事業を開始。
2013年4月10日：供用開始。

道路情報

E51 東関東自動車道 (8-1番)

接続道路

直接接続：酒々井町道
間接接続：千葉県道77号富里酒々井線

料金所

ブース数：4

入口
ETC専用：1
一般：1
出口
ETC専用：1
一般：1

周辺施設

富里第二工業団地
酒々井プレミアム・アウトレット

隣接するインターチェンジ

E51 東関東自動車道

(8) 佐倉IC - 酒々井PA - (8-1) 酒々井IC - (9) 富里IC

参考文献

安田, 善一; 志農, 和啓 (2013). 交通工学 第48巻4号 (交通工学研究会).

関連項目

日本のインターチェンジ一覧
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外部リンク

東日本高速道路株式会社
酒々井町

酒々井インターチェンジは、地域経済の活性化と交通利便性の向上に貢献する重要な拠点となっています。周辺地域の発展を支えるインフラとして、その役割は今後も重要となるでしょう。

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