酒井充子

酒井充子

酒井充子（1969年 - ）は、日本のドキュメンタリー映画監督。

山口県周南市出身。周南市立熊毛中学校、山口県立徳山高等学校を経て、慶應義塾大学法学部政治学科を卒業。エンジニアリング会社で営業職として3年間勤務した後、北海道新聞社の記者を経て、2000年からドキュメンタリー映画、劇映画の制作、宣伝に関わる一方で台湾取材を開始しました。

小林茂監督のドキュメンタリー映画『わたしの季節』（2004年）に取材スタッフとして参加し、台湾の日本語世代に取材した初監督作品『台湾人生』（2009年）でドキュメンタリー映画監督デビュー。

台湾の人々を映した『台湾人生』『台湾アイデンティティー』『台湾萬歳』は「台湾三部作」と呼ばれています。

高校時代

徳山高校時代は、学業のみならず、県内屈指の強豪 女子ハンドボール部でも活躍。未経験ながら入部したのは「超体育会な練習に魅了されたから」とのこと。日々厳しい練習を積み重ね3年時にはレギュラーとして県大会ベスト4に貢献。「徳山高校 女子ハンドボール部で日々厳しい鍛錬をやり抜いたことが、ドキュメンタリー製作でも頑張れる私の原点になっている」と 本人も語っています。

著書

台湾人生 文藝春秋 2010/4/12 のち、光文社知恵の森文庫

監督映画

台湾人生 2009年公開
空を拓く 建築家・郭茂林という男 2013年公開
台湾アイデンティティー 2013年公開
ふたつの祖国、ひとつの愛 イ・ジュンソプの妻 2014年公開
台湾萬歳 2017年公開


酒井充子は、大学卒業後、エンジニアリング会社勤務、北海道新聞記者という経歴を経て、ドキュメンタリー映画監督という道を選びました。初期の作品から台湾をテーマにした作品が多く、特に『台湾人生』、『台湾アイデンティティー』、『台湾萬歳』の3作品は「台湾三部作」として知られています。これらの作品を通して、台湾の人々の生活、文化、歴史、アイデンティティを深く掘り下げ、観る者に多くの問いを投げかけています。

また、酒井は徳山高校時代にはハンドボール部に所属し、厳しい練習に打ち込んだ経験を持っています。この経験が、後のドキュメンタリー制作における困難を乗り越える原動力になっていると語っています。彼女の作品には、台湾への深い愛情と、困難に立ち向かう強い精神力が感じられます。

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