野本有流

野本有流のプロフィールと音楽の軌跡

基本情報

野本有流（のもと ある）は、1957年9月26日生まれで、三重県出身のブルースシンガーであり、同時に鍼灸師としても知られています。音楽活動と鍼灸の道を平行して進める彼の人生は、非常にユニークで多岐にわたります。

音楽キャリアの始まり

1977年、野本は大阪で高校時代の友人と共にアコースティックブルースバンド「アンタッチャブル」を結成しました。彼の音楽の旅はこのバンドから始まり、1980年に東京へ進出し、そこで宇崎竜童が率いるダウンタウンブギウギバンドの前座としてライブ活動を行いました。この間、彼は様々な経験を積み重ね、音楽の魅力を深く理解していきます。

デビューと初期の成功

1982年には、日本コロムビアから「OSACAN DREAM」という作品で正式なデビューを果たしました。このデビュー時の芸名は「野本弦助」でありましたが、後に本名で活動を続けます。デビューからまもなくして大阪に戻り、その後の音楽活動を更に展開させていきました。

1986年にはMBSラジオで深夜放送「真夜中のなか」のメインパーソナリティーを務め、リスナーとの交流を深める一方で、同じ年に「南海ファンやもん」という楽曲をリリースしました。

海外での活動と新たな試み

1996年、野本はニューオリンズに渡り、山岸潤史プロデュースのもとで現地のミュージシャンと共にレコーディングを行いました。この経験は彼の音楽スタイルに多大な影響を与え、「戎橋コネクション」が1997年にポリスターレコードからリリースされました。宇崎竜童が提供した楽曲も含まれており、彼のブルーススタイルが広く認知されるようになりました。

2005年には、エレキブルースバンド「野本有流＆御堂筋ブルースバンド」を結成し、「アンタッチャブル」との並行活動を行う一方で、2010年からは宇崎竜童が参加する「宇崎竜童＆御堂筋ブルースバンドwith野本有流」としても活躍しています。彼の音楽には、日本的な要素が色濃く反映されており、聴く者の心を掴んで離しません。

鍼灸師としての顔

昼間は三代目の鍼灸師として家業を継いでおり、音楽活動と並行して患者の治療にあたっています。彼は、音楽を通じて表現することと同時に、患者の健康を支えるという二つの側面を持つ非常に多才なアーティストです。

主な作品

• - OSACAN DREAM (1982年)
• - あの娘にチュチュチュ (1982年)
• - 南海ファンやもん (1986年)
• - 戎橋コネクション (1997年)
• - みんな野球少年になりたかった頃 (2000年)
• - 野球小僧
• - 四国八十八カ所心の旅
• - 野本有流＆御堂筋ブルースバンド (2012年)
• - NOTHING BUT a BLUES BAND (2013年)
• - 海賊盤II BEAT OF SOUL (2013年)
• - NOTHING BUT a BLUES BANDⅡ (2014年)

演劇への挑戦

最近では、演劇「FLAMENCO SONEZAKI 心中」にも出演しており、歌手としてだけでなく、多才な表現者としての一面も見せています。

まとめ

野本有流は、音楽と鍼灸を通じて多様な表現を行うアーティストです。彼の作品は、人生の深みを感じさせるものばかりで、聴く人々に強い影響を与え続けています。今後の展開に期待が寄せられます。

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