野村喜亮

野村 喜亮のプロフィール

野村 喜亮（のむら よしあき）は、1987年1月22日に山口県周南市で生まれた元ハンドボール選手です。彼のハンドボールキャリアは中学時代から始まり、その後の活躍は目覚ましいものでした。

経歴

野村は周南市立住吉中学校に進み、そこでの活躍が光りました。特に第10回JOCジュニアオリンピックカップでは優秀選手に選ばれるなど、早くからその才能を示しました。中学卒業後は山口県立下松工業高等学校に進学し、さらなる成長を遂げました。この頃からハンドボール界での注目選手として認知されるようになりました。

高校卒業後、野村は早稲田大学に進学し、大学でもその実力を発揮しました。2005年には第1回アジアユース選手権大会で日本代表U-19として選出され、国際舞台でも存在感を示しました。2006年には関東学生ハンドボール・春季リーグで優秀新人賞を受賞し、同年に第10回アジア男子ジュニア選手権の日本代表にも選ばれました。

彼の大学時代の成果はここで留まらず、2008年には全日本学生ハンドボール選手権大会で優秀選手の称号を得ました。こうした実績が、彼のプロキャリアへの架け橋となりました。その後、2009年2月に日本ハンドボールリーグの大同特殊鋼に加入し、プロ選手としての第一歩を踏み出しました。

2010年には第14回男子アジア選手権で日本代表に初選出され、続く第20回世界学生ハンドボール選手権でも日本代表U-24に選出されました。これを皮切りに、彼の国際的なキャリアも始まりました。2011年には第1回全日本社会人ハンドボール選手権大会でベストセブンに選ばれ、自身の地位をさらに確立しました。

2012-13年シーズンにはリーグ2位の7mスロー得点を記録し、総得点でもリーグ10位となる70得点を挙げました。こうした成績は彼の実力を証明するものであり、2013年の第3回社会人選手権ではMVPに輝きました。また、同シーズンのトヨタ車体とのプレーオフ決勝では8得点を挙げ、最高殊勲選手賞も受賞しました。

2016-17年シーズンには通算400得点を達成するなど、長年にわたる活躍が光ります。2017-18年シーズンでの引退を発表するまで、彼は多くのファンを魅了しました。

記録と表彰

• - 日本ハンドボールリーグ 最高殊勲選手賞：1回 (2013年)
• - 社会人選手権 MVP：1回 (2013年)
• - ベストセブン：1回 (2011年)

代表歴

彼は様々な国際大会に日本代表として参加しており、以下の大会に出場しています。

• - オリンピック予選 (ロンドン五輪アジア予選/世界最終予選)
• - 世界選手権 (2011年)
• - アジア選手権 (2010年・2012年・2014年)
• - アジア競技大会 (2014年)

終わりに

野村喜亮は、数々の成功を収めたハンドボール選手として、国内外でその名を馳せました。彼のキャリアは多くの若い選手にとっての手本であり、今後のハンドボール界を背負っていく存在となることでしょう。

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