野村直矢

野村 直矢（のむら なおや）氏は、1983年11月3日に日本の埼玉県深谷市に生まれ、ラグビー選手として活躍した人物です。

グラウンド上では主にスタンドオフ（SO）やセンター（CTB）のポジションを務めました。身長179cm、体重84kgという体格で、「ノム」のニックネームで親しまれていました。

高校は埼玉工業大学深谷高等学校（現：正智深谷高等学校）に進学。高校ラグビーの聖地として知られる全国高校ラグビーフットボール大会、通称「花園」には、入学から卒業までの3年間すべて出場を果たしています。特に最終学年となる3年次には、チームの副キャプテンとしてチームを牽引し、ベスト16進出という成績を収めました。

大学は法政大学に進み、ここでもラグビーを続けました。法政大学ラグビー部では、3年次に所属する関東大学ラグビーリーグ戦グループで優勝という輝かしい経験をしています。そして、その翌年、最終学年ではチームのキャプテンに選ばれ、リーダーシップを発揮しました。

学生時代からその才能は高く評価されており、各年代の日本代表にも選出されています。U21日本代表、U23日本代表、そして日本A代表としてのプレー経験があります。さらに、2008年には日本代表候補リストにも名を連ねるなど、常に日本のトップレベルに近い位置で活躍しました。

大学卒業後、2006年に当時のトップリーグ所属チームであるサントリーに入団しました。サントリーでは、高校時代から大学までをともに過ごした同期の篠塚公史氏（同じく元ラグビー選手）とともにプレーしました。2014年シーズンをもって現役選手としてのキャリアに終止符を打ちました。

現役引退後も、野村氏はラグビー界、特に長年所属したチームとの関わりを続けています。2024年現在、彼は東京サントリーサンゴリアスにおいて、チームディレクターおよび採用担当としてチーム運営の一端を担っています。選手時代に培った経験と知識を活かし、チームの強化や将来を担う若い選手の育成に貢献しています。

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