野溝 (松本市)

長野県松本市野溝地区

松本市の南に位置する野溝地区は、野溝木工、野溝西、野溝東、市場の4つの住居表示実施地区で構成されています。かつては工業地帯として知られていましたが、近年はマンションの建設が進み、住宅地としての性格を強めています。

歴史

野溝地区は、もともと計画的に開墾された野溝村として始まりました。明治時代には信楽村の一部となりましたが、後に分村し野溝村として復活。その後、周辺の村と合併し芳川村となりました。昭和40年代には、松本市総合団地（木工団地と市場で構成）が建設され、中南信地区の流通拠点として発展しました。しかし、1989年に市場が笹賀へ移転、木工関係の工場も減少したため、現在は商店やマンションが目立つようになりました。

各地区の詳細

野溝木工

野溝木工は、松本木工団地の北半分を占めるエリアです。松筑職業訓練校があるほか、国道19号沿いや市道沿いには郊外型専門店やマンションが立ち並んでいます。1979年に住居表示が実施されました。その他、工場や住宅も多く存在します。

野溝西

野溝西は、空港通り（県道松本空港線）沿いに石芝商店街がある住宅中心のエリアです。1979年に1丁目、2009年に2〜3丁目で住居表示が実施されました。

市場

市場は、かつて松本市公設地方卸売市場があった場所です。現在は流通関係の施設や市場関係者を対象とした商店が中心です。芳川平田から分離して成立しましたが、野溝地区の一部として扱われています。1979年に住居表示が実施されました。

野溝東

野溝東は、芳川出張所や松本木工団地の南半分があるエリアです。2008年に住居表示が実施されました。

交通アクセス

アルピコ交通バスの朝日線・水代線が利用可能で、野溝口バス停が最寄りとなります。

まとめ

野溝地区は、歴史的に工業地帯として発展しましたが、現在は住宅地としての側面を強めています。各エリアはそれぞれ異なる特徴を持ち、松本市の多様な側面を映し出しています。

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