金園英学

金園 英学 (かなぞの ひでたか)

基本情報

金園英学は1988年9月1日、大阪府に生まれた元プロサッカー選手であり、ポジションはフォワードです。日本代表としても数回招集され、幅広いキャリアを持つ選手でした。

ユース時代

金園は4人兄弟の末っ子として育ち、6歳のときにサッカーを始めました。最初は大阪市内の少年サッカークラブに所属し、中学時代には兵庫県の尼崎市のクラブでプレーしました。卒業後は島根県の立正大学淞南高等学校に進学しましたが、高校入学前には舞台俳優を目指してオーディションを受けていました。しかし、結果は振るわず、最終的には立正大淞南への進学を選択します。高校時代には全国高等学校サッカー選手権大会にも出場し、2得点を記録しました。

関西大学での活躍

2007年、金園は関西大学に入学し、大学サッカーリーグで活躍を開始します。1年次から試合出場のチャンスを得て、2008年度には16得点、2009年度には15得点を記録し、2年連続で1部リーグ得点王に輝きました。3年次には全日本学生選抜に選ばれ、韓国との定期戦にも出場します。2009年度の天皇杯では、ヴァンフォーレ甲府との試合で2得点を挙げましたが、試合はPK戦の末敗戦。2010年には負傷から復帰し、全日本大学サッカー選手権大会の決勝では先制点を挙げるなど、関西大学の優勝に貢献しました。

プロ入りとジュビロ磐田

金園は2010年6月にジュビロ磐田からオファーを受け、プロ入りが決まります。2011年3月のリーグ開幕戦で初出場し、同年の8試合で12得点を挙げる活躍を見せました。しかし、2012年には代表合宿中に怪我をし、代表を辞退することになります。その後も怪我に悩まされながらも、主力選手として貢献しましたが、チームは低迷しJ2に降格することとなります。

ベガルタ仙台とその後

2015年にベガルタ仙台へ移籍した金園は、初年度に29試合出場を果たしますが、次の年は怪我の影響で出場が減少しました。2016年にはコンサドーレ札幌へ完全移籍し、J1通算100試合を達成します。2018年にはヴァンフォーレ甲府に期限付き移籍し、その後完全移籍。ここでも怪我に悩まされながらも、チームのプレーオフ進出に貢献します。

引退とその後

2021年にAC長野パルセイロへ加入し、シーズン終了をもって現役を引退しました。その後、2022年2月にはジュビロ磐田のスカウトとして新たなキャリアをスタートさせました。

エピソード

金園は背番号17を特に重視しており、これは彼の出身高校である立正大淞南のエース番号でもあります。また、舞台俳優を目指していた時期もあり、芸能事務所のスカウトマンから興味を持たれたこともあるそうです。公式サイトでは、中山雅史を尊敬していると答えており、ゴール後のパフォーマンスにもその影響が見受けられます。彼のキャリアは多くの挑戦とともに彩られたものでした。

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