金城茂之

金城茂之（きんじょう しげゆき）は、1984年11月23日生まれ、沖縄県浦添市出身の元プロバスケットボール選手であり、現在は指導者として活躍しています。ポジションはシューティングガードで、身長183cm、体重80kg。

バスケットボールとの出会いと学生時代

金城がバスケットボールを始めたのは11歳の時。浦添市立浦西中学校を経て、北中城高校に進学し、全国大会に出場しました。その後、大東文化大学に進学し、1年次にはインカレで準優勝を経験するなど、早くからその才能を発揮しました。

プロ選手としてのキャリア

大学卒業後の2007年、金城はbjリーグの琉球ゴールデンキングスに入団しプロのキャリアをスタートさせます。同年には国体代表にも選出されるなど、その実力は高く評価されていました。2008-2009シーズンにはMIP（Most Improved Player）賞を受賞し、チームのbjリーグ初優勝に大きく貢献しました。しかし、2009年12月に右膝を負傷し手術。残念ながらシーズンの残り試合は欠場を余儀なくされました。その後も怪我に悩まされ、2011-12シーズンも故障により手術を受け、試合出場はありませんでした。

怪我を乗り越え、2012-13シーズンに復帰を果たすと、再びチームの中心選手として活躍。2013-14シーズンと2015-16シーズンのbjリーグ優勝にも貢献し、琉球ゴールデンキングスの黄金時代を支えました。

2016-17シーズンにBリーグが発足した後も、金城は引き続き琉球ゴールデンキングスと契約しプレーを続けました。そして、2019-20シーズンには仙台89ERSに移籍。

引退と指導者への転身

2020-21シーズンを最後に現役を引退。長年のプロ選手としてのキャリアに終止符を打ちました。引退後の2021シーズンからは、仙台89ERSのアシスタントコーチ兼スキルコーチに就任し、次世代の育成に力を注いでいます。

プレースタイルと評価

金城茂之は、高いシュート力と冷静な判断力を兼ね備えたシューティングガードとして、多くのファンを魅了しました。怪我に苦しみながらも、常に前向きな姿勢でチームを牽引し、数々の勝利に貢献。その功績は、琉球ゴールデンキングスの歴史に深く刻まれています。現在は、指導者として新たな道を歩み始め、彼の経験と知識は、若い選手たちに受け継がれています。

主な記録と受賞

bjリーグ優勝：2回（2008-09、2013-14、2015-16）
MIP（Most Improved Player）：1回（2008-09）

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