金子侑司

金子侑司のプロフィール

金子侑司（かねこ ゆうじ）は1990年4月24日生まれ、京都府京都市右京区出身のプロ野球選手です。彼は埼玉西武ライオンズに所属し、主に外野手や内野手としてプレーしています。右投左打の選手であり、俊足を活かした守備や走塁が持ち味です。また、金子選手は「ネコ」という愛称で親しまれています。

経歴

プロ入り前

金子は小学4年生から野球を始め、当初はラグビーも行っていました。6年生の時には100メートル走で市大会4位に入賞し、京都市の代表に選出されました。中学時代に右打ちから両打ちに転向した理由は、見た目が格好良かったからだそうです。中学生時代はボーイズリーディングの「京都嵐山ボーイズ」でプレーしながらバレーボール部にも所属し、多様なスポーツ経験を積みました。

立命館宇治高校では主に遊撃手として活躍し、通算で20本塁打を放ちましたが、甲子園には出場できませんでした。この後、立命館大学に進学。大学では産業社会学部に入学し、2年生の春に遊撃手としてベストナインを獲得。さらに日本代表選手として日米大学野球選手権大会に出場しました。4年生の時には初戦となる全日本大学野球選手権大会に出場し、その後2012年のプロ野球ドラフトで埼玉西武ライオンズに3位指名を受け、プロ入りを果たしました。

西武ライオンズでのキャリア

金子選手は2013年の春季キャンプからA班に参加し、新人選手として開幕一軍に名を連ねました。プロ初出場は2013年3月29日の北海道日本ハムファイターズ戦で、7番・右翼手としてスターティングメンバーに入りました。初打席で内野安打を記録し、その後も徐々に打撃と守備を整えていきます。しかし、持ち味の俊足を生かした盗塁ができずに苦しむ時期もありました。

2014年には監督の方針により左打ちに専念し、複数試合出場を経験。しかし打撃不振に悩む時期もあり、2015年以降はシーズンの前半に打撃と守備で苦労する年が続きました。2016年には50盗塁を記録し、盗塁王に輝くなどの活躍が目立ちました。また、初めて規定打席にも達し、外野手としての出場機会も増加しました。その後も2019年には再び盗塁王を獲得し、同年秋には新たな契約を締結、2020年シーズンには1億2000万円の年俸で契約を更新。

2021年以降は成績が伸び悩み、打撃不振や守備でのミスが響き出場機会が減少しました。2022年、2023年には負傷も影響し出場試合数が減少し、最終的には2024年のシーズンを最後に現役引退を発表しました。

選手としての特徴

金子選手は速さが持ち味であり、50メートル走は5秒7という素晴らしい記録を持っています。また、盗塁王としての実績もありつつ、盗塁死も多く、成功率に課題がある選手でもあります。内野手から外野手へのコンバート後は、特に守備範囲が広いと評価されています。

人物

金子選手は球場内でのユニークなプレーやトリックでファンを楽しませることでも知られ、独学でバック転を学ぶなど多才な一面も持っています。また、彼の座右の銘は「華麗奔放」で、自由で大胆な暮らしを体現する選手としても知られています。彼の活躍と人柄が多くのファンに支持され続けることでしょう。

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