金子雅和
金子雅和（かねこ まさかず）は、1978年1月24日生まれの日本の映画監督です。東京都出身で、青山学院大学国際政治経済学部を卒業しています。
大学在学中に古道具屋で手に入れた8mmフィルムカメラをきっかけに映画制作に没頭するようになり、イメージフォーラム映像研究所で映像制作の基礎を学びました。その後、映画美学校に入学し、瀬々敬久監督の指導を受けながら、本格的に映画制作の道へと進みました。
2007年には、映画美学校の修了制作作品である『すみれ人形』が、第5回うえだ城下町映画祭自主制作映画コンテストで大林千茱萸賞を受賞し、劇場デビューを果たしました。2010年には、自身の短編作品5本をまとめた『辺境幻想～金子雅和短編映画集』を公開し、WEB配信企画やMVの監督としても活動しています。
2016年には、初の長編監督作品となる『アルビノの木』が、第6回北京国際映画祭の新人監督部門や、第26回ゆうばり国際ファンタスティック[[映画祭]]のフォアキャスト部門に正式出品され、テアトル新宿などで劇場公開されました。また、この作品は、2017年にポルトガルの映画祭である第4回フィゲイラ・フィルム・アートで、最優秀長編劇映画賞、最優秀監督賞、最優秀撮影賞の三冠を受賞し、金子監督の国際的な評価を高めるきっかけとなりました。2018年には、池袋シネマ・ロサで『金子雅和監督特集』が開催され、初期の短編作品なども上映されました。
2021年には、企画コンペで大賞を受賞した『花火の夜』を長編化した、二作目の長編監督作品『リング・ワンダリング』を発表しました。この作品は、第37回ワルシャワ国際[[映画祭]]のコンペティション部門で世界初上映され、エキュメニカル賞スペシャルメンションを受賞しました。その後、第22回東京フィルメックスのメイド・イン・ジャパン部門で日本初上映され、第52回インド国際[[映画祭]]（ゴア）では、最高賞である金孔雀賞を受賞しました。この受賞は、日本人監督としては今井正監督、降旗康男監督に次ぐ3人目の快挙となりました。
また、新作長編企画『水虎』は、第12回京都映画企画市の優秀企画に選出され、第25回プチョン国際ファンタスティック映画祭の企画部門であるNAFF It Projectに選ばれ、Mocha Chai Awardを受賞しました。これにより、京都映画企画市で得た権利を使い、松竹京都撮影所の制作で『水虎』のパイロット版を監督。このパイロット版は、第34回東京国際映画祭でAmazon Prime Video テイクワン賞のファイナリスト作品として上映され、第13回京都ヒストリカ国際映画祭でも上映されました。
2021年には、文化庁が主催する「日本映画海外展開支援事業」の映画作家3名に選出され、ユニジャパンの推薦により、第72回ベルリン国際[[映画祭]]と併設見本市「ヨーロピアン・フィルム・マーケット」へオンライン派遣される若手日本人映画監督4名の内の1名にも選ばれました。
2023年11月には、セルビアの首都ベオグラードで開催された第10回日本セルビア映画祭に招聘され、長編映画部門の国際審査員を務めました。
2024年11月には、三作目の長編監督作品『光る川（英題:River Returns）』が、スペインのヒホン国際映画祭で世界初上映され、Retueyos国際コンペティションにてユース審査員が選ぶ最優秀長編映画賞を受賞しました。この作品は、2025年に渋谷ユーロスペースほか全国で公開される予定です。
金子雅和監督は、その独特な映像美とストーリーテリングで、国内外で高い評価を得ている注目の映画監督です。
主な監督作品
AURA (1998年/短編/8mmフィルム)
ショウタロウの涙 (2000年/短編/16mmフィルム)
すみれ人形 (2008年/映画美学校修了制作)
鏡の娘 (2008年/短編 ※オムニバス映画『辺境幻想』の一編)
こなごな (2009年/短編 ※オムニバス映画『辺境幻想』の一編)
失はれる物語 (2009年/短編 ※オムニバス映画『辺境幻想』の一編)
It ends slowly in summer (2010年/MV/音楽：Octopod ※オムニバス映画『辺境幻想』の一編)
復元師 (2010年/短編 ※オムニバス映画『辺境幻想』の一編)
逢瀬 (2013年/短編)
水の足跡 (2013年/短編/製作：第2回きりゅう映画祭)
アルビノの木 (2016年)
リング・ワンダリング (2021年)
光る川 (2024年)
撮影作品
Good Night Caffeine(2015年/安達寛高監督/短編 ※オムニバス映画『ぼくたちは上手にゆっくりできない。』の一編)
シライサン (2020年/安達寛高監督/製作：松竹)
外部リンク
キノネ-金子雅和HP
* 金子雅和 Masakazu KANEKO (@kinoneFilm) - X（旧Twitter）
大学在学中に古道具屋で手に入れた8mmフィルムカメラをきっかけに映画制作に没頭するようになり、イメージフォーラム映像研究所で映像制作の基礎を学びました。その後、映画美学校に入学し、瀬々敬久監督の指導を受けながら、本格的に映画制作の道へと進みました。
2007年には、映画美学校の修了制作作品である『すみれ人形』が、第5回うえだ城下町映画祭自主制作映画コンテストで大林千茱萸賞を受賞し、劇場デビューを果たしました。2010年には、自身の短編作品5本をまとめた『辺境幻想～金子雅和短編映画集』を公開し、WEB配信企画やMVの監督としても活動しています。
2016年には、初の長編監督作品となる『アルビノの木』が、第6回北京国際映画祭の新人監督部門や、第26回ゆうばり国際ファンタスティック[[映画祭]]のフォアキャスト部門に正式出品され、テアトル新宿などで劇場公開されました。また、この作品は、2017年にポルトガルの映画祭である第4回フィゲイラ・フィルム・アートで、最優秀長編劇映画賞、最優秀監督賞、最優秀撮影賞の三冠を受賞し、金子監督の国際的な評価を高めるきっかけとなりました。2018年には、池袋シネマ・ロサで『金子雅和監督特集』が開催され、初期の短編作品なども上映されました。
2021年には、企画コンペで大賞を受賞した『花火の夜』を長編化した、二作目の長編監督作品『リング・ワンダリング』を発表しました。この作品は、第37回ワルシャワ国際[[映画祭]]のコンペティション部門で世界初上映され、エキュメニカル賞スペシャルメンションを受賞しました。その後、第22回東京フィルメックスのメイド・イン・ジャパン部門で日本初上映され、第52回インド国際[[映画祭]]（ゴア）では、最高賞である金孔雀賞を受賞しました。この受賞は、日本人監督としては今井正監督、降旗康男監督に次ぐ3人目の快挙となりました。
また、新作長編企画『水虎』は、第12回京都映画企画市の優秀企画に選出され、第25回プチョン国際ファンタスティック映画祭の企画部門であるNAFF It Projectに選ばれ、Mocha Chai Awardを受賞しました。これにより、京都映画企画市で得た権利を使い、松竹京都撮影所の制作で『水虎』のパイロット版を監督。このパイロット版は、第34回東京国際映画祭でAmazon Prime Video テイクワン賞のファイナリスト作品として上映され、第13回京都ヒストリカ国際映画祭でも上映されました。
2021年には、文化庁が主催する「日本映画海外展開支援事業」の映画作家3名に選出され、ユニジャパンの推薦により、第72回ベルリン国際[[映画祭]]と併設見本市「ヨーロピアン・フィルム・マーケット」へオンライン派遣される若手日本人映画監督4名の内の1名にも選ばれました。
2023年11月には、セルビアの首都ベオグラードで開催された第10回日本セルビア映画祭に招聘され、長編映画部門の国際審査員を務めました。
2024年11月には、三作目の長編監督作品『光る川（英題:River Returns）』が、スペインのヒホン国際映画祭で世界初上映され、Retueyos国際コンペティションにてユース審査員が選ぶ最優秀長編映画賞を受賞しました。この作品は、2025年に渋谷ユーロスペースほか全国で公開される予定です。
金子雅和監督は、その独特な映像美とストーリーテリングで、国内外で高い評価を得ている注目の映画監督です。
主な監督作品
AURA (1998年/短編/8mmフィルム)
ショウタロウの涙 (2000年/短編/16mmフィルム)
すみれ人形 (2008年/映画美学校修了制作)
鏡の娘 (2008年/短編 ※オムニバス映画『辺境幻想』の一編)
こなごな (2009年/短編 ※オムニバス映画『辺境幻想』の一編)
失はれる物語 (2009年/短編 ※オムニバス映画『辺境幻想』の一編)
It ends slowly in summer (2010年/MV/音楽：Octopod ※オムニバス映画『辺境幻想』の一編)
復元師 (2010年/短編 ※オムニバス映画『辺境幻想』の一編)
逢瀬 (2013年/短編)
水の足跡 (2013年/短編/製作：第2回きりゅう映画祭)
アルビノの木 (2016年)
リング・ワンダリング (2021年)
光る川 (2024年)
撮影作品
Good Night Caffeine(2015年/安達寛高監督/短編 ※オムニバス映画『ぼくたちは上手にゆっくりできない。』の一編)
シライサン (2020年/安達寛高監督/製作：松竹)
外部リンク
キノネ-金子雅和HP
* 金子雅和 Masakazu KANEKO (@kinoneFilm) - X（旧Twitter）
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