金山英勢

金山英勢：日本のリュージュ界を代表するトップアスリート

金山英勢選手は、1990年北海道生まれのリュージュ選手です。2014年ソチオリンピック日本代表として、冬季オリンピックの舞台に立ちました。

彼のリュージュ競技との出会いは、小学5年生の頃。テレビでスケルトン選手の活躍を見て、その魅力に心を奪われました。そこから同じそり競技であるリュージュの体験会に参加し、リュージュのスポーツ少年団に入団。本格的にリュージュの道を歩み始めます。

競技と学業を両立させるため、中学・高校時代は陸上部にも所属。北海道札幌国際情報高等学校2年生時には、八種競技で札幌地区で3位という好成績を残すなど、高い身体能力と才能を早くから開花させていました。

2009年にはナショナルチーム入りを果たし、国際舞台への挑戦を開始します。しかし、バンクーバーオリンピック後、日本連盟が専任コーチを置く体制が整わなかったことから、イタリアナショナルチームや国際リュージュ連盟に帯同しながら、国際大会への参戦を続けました。この困難な状況の中、彼は自身の技術と経験を磨いていきます。

その努力が実を結び、2010/11シーズンには全日本リュージュ選手権大会で初優勝。その後もその実力を発揮し続け、2014/15シーズンまで5連覇という偉業を達成しました。日本のリュージュ界において、長きに渡りトップ選手として君臨し続けたことが分かります。

そして迎えた2014年のソチオリンピック。念願のオリンピック出場を果たし、世界最高峰の舞台で日本の代表として戦いました。結果は30位。世界を相手に戦い抜いた経験は、彼の更なる成長を促す大きな糧となったはずです。

札幌学院大学法学部卒業という経歴も持ち、学業と競技の両立を成功させた彼の経験は、後進の選手たちにとっても大きな刺激となるでしょう。

金山英勢選手のリュージュ人生は、困難を乗り越え、頂点を目指して挑戦し続ける姿そのものが、多くの人々に勇気を与え、そして日本のリュージュ界を牽引してきた、まさに日本を代表するリュージュ選手と言えるでしょう。彼の今後の活躍にも期待が高まります。

もう一度検索