金志容

金 志容（キム・ジヨン）

金志容（キム・ジヨン、韓国語：김지용）は、1988年2月20日に大韓民国・ソウル特別市で生まれた元プロ野球選手であり、主に投手としてのキャリアを持っています。彼のプロ野球選手としての道のりは、様々な経験と挑戦に満ちたものでした。

経歴

LGツインズでのキャリア

金志容は2010年、LGツインズから9ラウンド目の指名を受けてプロ入りしました。入団初シーズンの同年6月24日、SKワイバーンズとの対戦で初めてマウンドに上がりましたが、結果は振るわず、1.2イニングで4被安打、2本塁打による3失点、2奪三振という内容に終わりました。この試合の後、彼は1週間で登録を抹消され、その年は合計5試合に出場するにとどまりました。

2011年からは公益服務要員として軍に入隊し、2013年に除隊して帰還後は、チームに復帰しました。2015年には9月4日のKTウィズ戦で初勝利を記録しましたが、その年の彼の活躍は目立ったものではありませんでした。

2016年には、主力ブルペン投手である尹智雄の不調を受けて、格上げされました。金志容は勝ちパターンの一角として活躍し、リーグ4位に相当する17ホールドを挙げました。また、ポストシーズンでも5試合に出場し、チームに貢献しました。2017年と2018年も中継ぎとして主力選手の一人として活動を続けます。

しかしながら、2019年には怪我に悩まされ、シーズンを全休。2020年と2021年も合計でわずか1桁の登板にとどまりました。このオフシーズンには出場機会の確保を求め球団に放出を要請し、自由契約となりました。

斗山ベアーズへの移籍

2021年12月、NCダイノスから自由契約となった林昶暋と共に斗山ベアーズへ入団しました。2022年7月12日、NC戦で久々の出場機会が訪れ、延長10回裏に登板。無失点でイニングを締め、味方が勝ち越しを決めたため、金志容にとって斗山移籍後初勝利、さらには2018年7月7日のKIAタイガース戦以来1466日ぶりの勝利となりました。

2023年7月28日には、二軍のブルペンコーチを兼任する選手としての活動が発表され、その年限りで彼は現役を引退しました。そして、2024年からはコーチ専任として新たな道を歩み出すこととなります。

通算記録と背番号

金志容がプロキャリアで着用した背番号は、以下のようになっています。

• - 81（2010年、2024年から）
• - 60（2011年）
• - 48（2014年 - 2021年）
• - 19（2022年）
• - 2（2023年）

金志容は、プロ野球選手として数多くの経験を積み、最後には指導者としての道に進むという新たな挑戦を迎えました。その活躍は、多くのファンや選手たちの記憶に刻まれることでしょう。

もう一度検索