金承奎

金承奎（キム・スンギュ）

金承奎（1990年9月30日生まれ）は、韓国・蔚山広域市出身のプロサッカー選手であり、現在はサウジアラビアのアル・シャバブに所属している。ポジションはゴールキーパーで、韓国代表としても国際舞台での経験が豊富である。

来歴

蔚山現代FCでの成長

金は2006年、高校1年の時に蔚山現代FCに加入。プロ選手としてのキャリアが始まり、2007年のFIFA U-17ワールドカップではU-17韓国代表として唯一のプロ選手として出場する。この価値ある経験がその後の成長に寄与し、2013年にはKリーグベスト11に選出される。そして2014年に行われたKリーグ・オールスターゲームでは多くの票を集め、ファンからも強く支持されていた。

日本での経験

2016年、金はJリーグのヴィッセル神戸に完全移籍。初の海外クラブであり、レギュラーとして多くの試合に出場。特に浦和レッズ戦でのアシストは彼の攻撃的なセンスを示した。一方、2018年にはポジションを前川黛也に奪われる場面もあり、厳しい競争を強いられたが、彼の活躍はチームの成績にも寄与した。開幕から好調なスタートを切った2020年シーズンでは、再びスタメンとしてチームを牽引し、特にルヴァン杯準決勝では注目を集める活躍を見せた。

韓国復帰と新しい挑戦

2019年、彼は蔚山現代FCに復帰。出場機会が限られる中、古巣での復帰戦ではアシストを決め、チームの勝利に貢献。2020年には柏レイソルへの移籍が発表され、中村航輔との競争が期待された。その後、運命のいたずらで中村が負傷し、金は再びゴールキーパーとしての責任を担うことになった。とは言え、若手選手の台頭により、ポジション争いは続いた。

サウジアラビアでの新たな道

2022年7月、彼はサウジアラビア1部のアル・シャバブに移籍し、新たな挑戦を始めた。国際舞台での経験を活かし、さらに成長を続けることが期待されている。

代表歴と国際大会

金は2013年に韓国代表に初選出され、2014 FIFAワールドカップにも選出されている。本大会では第3戦ベルギー戦で先発し、その後のアジアカップやワールドカップでも重要な役割を果たした。彼のキャリアの中で、さまざまな国際大会での出場により、彼のフットボールに対する情熱と献身が垣間見える。特に2018 FIFAワールドカップでは期待されたものの、ポジション争いが激化し、悔しい思いをする時間もあった。

結論

金承奎は、国内外での多岐にわたる経験と実績を持つゴールキーパーである。しかし、彼はまだ成長の余地を残しており、今後の活躍が見込まれる。サッカー界において、彼のキャリアは想像以上にダイナミックであり、今後の展開に注目が集まる。

もう一度検索