金曜ひろば640

金曜ひろば640

「金曜ひろば640」（きんようひろばろくよんまる）は、2001年から2006年3月までNHK札幌放送局で放送されていた、地域に密着した情報番組です。

番組の概要とコンセプト

本番組は、「地域の元気を引き出します！」という明確なスローガンを掲げ、北海道の石狩・空知・後志地方を主な対象エリアとして展開されました。番組の最大の目的は、この地域に息づく住民の活動やイベントに光を当て、その活力を広く伝えることにありました。

番組で取り上げられた内容は多岐にわたり、地元の商店街が主催する賑やかな催し物、町内会が企画する地域交流イベント、あるいは趣味や社会貢献を目的としたサークル活動など、地域社会の様々な断面に焦点が当てられました。これらの情報は、スタジオからの伝達にとどまらず、実際に活動が行われている現場から生中継という形式で届けられたのが特徴です。中継場所としては、地域の身近な交流拠点である地区センターや公民館などが活用され、地域住民にとって親しみやすい、開かれた番組作りが目指されました。

放送体制とエリア

「金曜ひろば640」は、毎週金曜日の18時40分から19時00分までの時間帯に放送されました。この時間は、当時NHK総合テレビで放送されていた北海道内のニュース・情報番組「ほくほくテレビ」に内包される形でした。

放送エリアはNHK札幌放送局の管轄区域に限定されており、北海道内の他の地域ブロックでは、それぞれの放送局が独自に制作・放送する地域情報番組が編成されていました。例えば、函館放送局の「はこだて630」、旭川放送局の「ほくほくテレビニュースあさひかわ」、帯広放送局の「金曜まるごととかち」、北見放送局の「オホーツクきんよう広場」、釧路放送局の「タンチョウてれび」などがあり、それぞれの地域特性に応じたきめ細やかな情報発信が行われていました。「金曜ひろば640」は、その中でも特に札幌局エリア内の石狩・空知・後志の各地域に特化した情報を深掘りする役割を担っていました。

担当アナウンサー

番組の顔として、時期によって複数のアナウンサーが担当しました。記録に残っている主な担当者としては、以下の名前が挙げられます。

増子 有人
伊達 正隆
広瀬 靖浩
吉岡 大輔
* 西澤 洋和（デスク担当）

彼らがスタジオ進行や、時には現地からのリポートなどを務め、番組を支えました。

終焉

地域に根ざした情報発信を続けた「金曜ひろば640」は、2006年3月をもってその放送を終了しました。約5年間の放送期間を通じて、石狩・空知・後志地方の多様な地域活動やイベントを紹介し、多くの住民に地域の元気や魅力を伝える役割を果たしました。

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