金曜アニメランド

『金曜アニメランド』の概要

『金曜アニメランド』は、1990年4月13日から同年6月22日までフジテレビで放送されたアニメの特別枠です。この枠は、金曜日の午後4時から6時までの時間に放送され、多くのアニメ作品が視聴者に親しまれていました。その後、同年7月6日から9月28日まで新たに数作が放送されました。

この番組の設立に至るまで、フジテレビは平日17時に日替わりで放送するアニメゾーン『ティーンズゴールデンタイム』を設けていました。残念ながら、月曜日の人気アニメ『がきデカ』が2クールで終了し、その後も『パラダイスGoGo!!』が放送を終えたため、月曜日から木曜日のアニメ放送枠は、ドラマ再放送の時間に変更されることになりました。この状況を受けて、残った4作品を16時からの金曜枠に集約し、新たに『金曜アニメランド』という名称で再スタートしました。

放送された作品

この枠で放送されたアニメには、『たいむとらぶるトンデケマン!』や『まじかるハット』、さらに『かりあげクン』、『らんま1/2|らんま1_2熱闘編』などがありました。これらの作品は、金曜の午後に多くの親しまれるアニメを視聴する機会を提供しました。

放送終了とその後

しかしながら『金曜アニメランド』は開始から約3ヶ月後の1990年6月22日に放送枠が廃止されることが決まりました。6月29日には、秋篠宮文仁親王のご成婚中継が行われ、この放送により『まじかるハット』などのアニメが終了しました。続く7月6日の放送では、番組が視聴率を競うために放送作を見直し、再放送として『ゲゲゲの鬼太郎（第3作）』と『ひみつのアッコちゃん（第2作）』が加えられましたが、これも9月28日に打ち切られてしまいました。結果的に、アニメ枠はわずか6ヶ月で存続を終了しました。

終了後は、金曜16時の枠がドラマ再放送に転用され、アニメは月から木曜日の16時と17時30分に再放送される形式に変更されました。同じく『らんま1/2|らんま1_2』は1992年9月まで金曜17時30分の枠で継続しましたが、金曜16時の枠は『かりあげクン』、次いで『ドラゴンクエスト』や『ハイスクールミステリー学園七不思議』などに変更されました。

このように『金曜アニメランド』は短期間の枠でしたが、放送されたアニメ作品は、多くの視聴者に楽しまれ続け、今でも懐かしさを感じる方が多くいます。関連する作品や枠についても、後のアニメ放送に影響を与えた点で重要な位置を占めています。

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