金曜ドラマ (フジテレビ)

フジテレビ系列の金曜ドラマは、2013年10月から2014年3月にかけて、毎週金曜日の19時57分から20時54分に放送されていた連続ドラマ枠です。フジテレビが2014年3月の開局55周年に向けて、20時台と深夜枠を中心とした番組の大改革の一環として、このドラマ枠を設けました。

それまでバラエティ番組が放送されていた金曜20時台に、1996年4月期に放送された『将太の寿司』以来、17年ぶりに連続ドラマ枠が復活したことになります。これにより、ゴールデン・プライムタイム・ネオプライムタイム（19時～23時台）の連続ドラマ枠は、日曜を除く毎日、合計7枠となりました。

このドラマ枠では、ホームドラマ、業界ドラマ、人情もの、サスペンス、ミステリーなど、30代から40代の大人を主な対象とした作品がラインナップされました。スタッフによると、19時台の『ペケ×ポン』、21時台の2時間枠『金曜プレステージ』とともに、特に大人の視聴者に人気があることから、レギュラー番組の強化を念頭に置いていたとのことです。同時期に始まったテレビ東京の『金曜8時のドラマ』との対決も話題となりました。

しかし、このドラマ枠はわずか2作品で廃枠となりました。後番組には、ダウンタウンが司会を務める『してみるテレビ!教訓のススメ』が日曜20時台から移動し、半年ぶりにバラエティ枠に戻りました。

放送作品
家族の裏事情（2013年10月25日 - 2013年12月13日、制作著作：共同テレビジョン）
主演：財前直見・沢村一樹（ダブル主演）
天誅〜闇の仕置人〜（2014年1月24日 - 2014年3月14日、制作：FCC）
主演：小野ゆり子

このドラマ枠は短命に終わりましたが、大人向けのドラマを強化しようというフジテレビの試みは注目されました。

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