金村キンタロー

金村キンタローについて

金村キンタロー（本名：李 珩晧）は、1970年8月9日生まれの元プロレスラーで、三重県津市出身の在日韓国人です。プロレス界においては、彼の特徴的なスタイルとキャラクターが強烈な印象を与え、多くのファンを魅了しました。彼は「爆弾男」や「理不尽小僧」といったあだ名で親しまれ、入場時には「伊勢湾の暴れん坊、アイ・アム・プロレスラー」と紹介されることもありました。

経歴の始まり

金村は中学生時代に友人から見せられたプロレスのビデオに影響を受け、プロレスラーを目指し始めます。高校時代にはラグビー部に所属していたものの、全日本プロレスへの入団を直訴しましたが、身長が問題となり不合格となりました。その後、アニマル浜口ジムに入門。1990年12月20日にパイオニア戦志でデビューしました。その後、様々な団体で活躍することになります。

W★INGプロモーションでの成功

1991年8月にW★INGプロモーションに参戦し、徐々にメイン戦線へと進出します。彼は1992年にPNWヘビー級王座を獲得し、翌年には世界初のテーブルクラッシュを敢行しました。特に印象的なのは、デスマッチでの彼の活躍で、仲間たちとともに危険な試合に挑み続けました。しかし、1993年に長期欠場することになり、その後しばらくの間休養が必要となりました。

FMW、TNRと活動の多様化

1994年からはFMWに参加し、様々な抗争に身を投じました。「W★ING金村」と改名した後、松永、ポーゴらと共に大仁田厚との争いにも加わります。また、TNR（チーム・ノーリスペクト）を結成し、エンターテインメント性を持った試合を展開しました。

その後もさまざまな団体で挑戦を続け、2003年には冬木弘道の追悼興行で橋本真也との電流爆破マッチを行うなどし、プロレスの世界で存在感を示し続けました。

近年の活動と女性スタッフ強制猥褻事件

2008年には、自身が所属していた大日本プロレスの中で発生した強制猥褻事件に関与し、その後一時的に活動を自粛。事件の経緯や対応が問題視され、多くのファンの注目を集めました。結局、金村は和解に至ったものの、これが彼のキャリアに大きな影を落とすことになりました。

引退その後

金村は2015年に引退を表明し、2016年には引退興行を行いました。その後も時折、試合会場に顔を出し、「ブリブラダンス」などのパフォーマンスでファンを楽しませています。引退後はリハビリに取り組んでおり、彼の影響力は未だにプロレス界に存在しています。

タイトル歴

金村は多くのタイトルを保持しており、特にFMW時代に獲得したWEWヘビー級王座やWEWハードコア王座は彼のキャリアの中で重要なものでした。これらの功績が、彼がプロレス界でいかに重要な存在であったかを示しています。

まとめ

金村キンタローは、そのユニークなキャラクターとエンターテインメント性により、プロレス界でユニークな足跡を残してきました。彼のキャリアは、成功や挫折、再起といったさまざまな側面を含んだものであり、多くのファンに愛され続けています。

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