金江栗

金江栗（キム・ガンリュル）のプロフィール

生年月日: 1988年8月28日
出身地: 韓国、京畿道高陽市
ポジション: 投手

経歴

金江栗は大韓民国京畿道高陽市出身のプロ野球選手であり、約16年間のプロキャリアにわたって投手として活動してきました。彼は、2007年のドラフトで斗山ベアーズから指名され、プロ入りを果たしました。プロ入り当初の評価は、速球こそ素晴らしいが、変化球や制球力に問題があるとされていました。

プロキャリアの最初の試合は2008年9月5日、ネクセン・ヒーローズとの対戦で初登板を果たしましたが、結果は芳しくなく、1イニングで4失点というパフォーマンスでした。2009年には軍のサービスのため尚武に入隊し、2010年に除隊後、彼の成績は徐々に向上していきました。

2012年に一軍に昇格すると、中継ぎ投手としての地位を確立していきます。準プレーオフでの登板も経験しましたが、チームは敗北し、その試合に再登板することはありませんでした。その後、2015年にはプロ初勝利を挙げるも、軽傷によりそのシーズンを棒に振ってしまいます。

成績の浮き沈みと復活

2016年は不調の年で、一軍と二軍を行き来する日々が続きました。しかし、2017年には驚異的な復活を果たし、ブルペンで中心的な役割を担い、シーズンでは70試合に登板し、7勝2敗、7セーブ、12ホールドを記録しました。特に、同年8月22日のSKワイバーンズ戦では打者として出場してタイムリーヒットを記録し、打者としての活躍も見せました。このプレーは「韓国の大谷翔平」としての評価をもたらしました。

その後、2018年もブルペンの重要な一員として機能していましたが、怪我により長期離脱を余儀なくされました。2019年は怪我の再発や他の選手の台頭もあり、一軍出場はありませんでした。2020年の復帰後、再び活躍を見せ、2021年にはチームトップの21セーブを挙げるなど、順調な成績を収めました。

プレースタイルと人物

金江栗は、最高時速156キロメートルに達する速球が持ち味の典型的な豪速球投手です。変化球として使用するスライダーは、速球との間に大きな速度差を持たせることで、相手打者のタイミングを外し、多くの空振りを奪うことが得意です。さらに、打者としても活躍が期待でき、実際にヒットを放った経験があるため、多才な選手としての側面も持ち合わせています。

ただし、彼のキャリアには怪我がつきものであり、長期離脱が多いため、安定したプレーが求められています。これからの彼のパフォーマンスに期待が寄せられています。

詳細情報

• - 背番号: 63（2007年-2008年）、19（2011年）、20（2012年-2015年）、18（2016年）、27（2017年-）

今後も金江栗選手のさらなる活躍が期待されます。

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