金沢市立西南部中学校

金沢市立西南部中学校の概要

金沢市立西南部中学校は、石川県金沢市新保本町に位置した公立の中学校で、所在する地域の教育の中心として重要な役割を果たしています。この学校は、金沢市立の中学校の中で、生徒数が兼六中学校に次いで多く、2023年5月時点では地域の中でもかなりの規模を誇ります。

沿革

西南部中学校は1965年に創立されました。これは、押野中学校、安原中学校、そして額中学校（初代）の統合によるもので、学校のスタートを彩るために様々な儀式が行われました。特に、同年の4月1日に創立され、7月には校舎の建設を開始するための地鎮祭が執り行われました。

校舎の建設は1966年に完了し、4月5日には初の入学式が行われました。その後、10月20日には校歌の制定も行われ、体育館が12月に竣工しました。1968年には校舎の落成式も行われ、全貌が整いました。

学校は1971年に額地区が金沢市立額中学校として分離された後も、地域の中学校としての役割を果たし続けています。また、1982年には緑地区が金沢市立緑中学校として分離されました。時を経て、2003年には第2コンピュータ室が完成し、IT教育の充実を図っています。

2015年には創立50周年を迎え、その歴史と伝統を祝い、様々なイベントが開催されました。

通学区域

この学校の通学区域は、押野小学校、三和小学校、西南部小学校の周辺地域を含んでいます。地域の小学校との連携を強化し、教育の一貫性を保つことを重視しています。

周辺環境

金沢市の中心部に位置するため、周辺には石川県道195号や金沢市立西南部小学校もあり、アクセス面でも便利な立地です。地域の教育機関が集まることで、より良い教育環境が構築されています。

部活動

西南部中学校では、運動部と文化部の両方が活発に活動しています。運動部には陸上、野球、サッカー、バスケットボール、ハンドボール、バレーボール、バドミントン、ソフトテニス、剣道、相撲、ソフトボールがあります。特に、相撲部は全国大会での団体優勝を果たすなど、多くの実績を持っています。文化部も社会、文芸、茶華道、美術、吹奏楽、合唱など多岐にわたり、2021年、2022年には吹奏楽部が金賞を受賞しました。

主な卒業生

この学校からは、多くの有名な卒業生がいます。特に、大相撲力士の遠藤聖大、髙立直哉、輝大士、炎鵬友哉といった選手たちは、学校の名誉を高めています。バレーボール選手として活躍する田村裕之さんも、ここから羽ばたいた一人です。

金沢市立西南部中学校は、地域の教育に貢献し続け、未来の挑戦の舞台を担っています。

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