金色BITTER

ウカスカジーの『金色BITTER』は、2019年8月19日にトイズファクトリーからリリースされた配信限定ミニアルバムです。Mr.Childrenの桜井和寿とGAKU-MCによるユニットが、これまでのイメージとは異なる、落ち着いた雰囲気の楽曲に挑戦した意欲作となっています。

制作背景と音楽性

制作は2年以上前から、それぞれのソロ活動の合間を縫って進められました。全曲の編曲をSUNNYが担当し、ウカスカジーがこれまで発表してきた応援歌のような明るい楽曲とは一線を画した、内省的な作品となっています。GAKU-MCは本作について、「光があるのは影があるおかげ」「ポジティブなのはネガティブがあるおかげ」といった、影の部分にフォーカスしたと語っています。アルバムタイトルは、甘さとほろ苦さを併せ持つチョコレートをイメージしており、作品全体の方向性を象徴しています。

2021年12月1日には、オリジナルアルバム『どんなことでも起こりうる』に全曲が収録されました。

リリースとプロモーション

『Tシャツと私たち』以来、約3年ぶりのアルバムリリースであり、ウカスカジーとしては初の配信限定でのリリースとなりました。また、本作の発売と同時に、過去の2枚のアルバムのダウンロード配信・ストリーミング配信も解禁されています。

アートワーク

アートディレクターは榮良太が担当。ジャケットには金色のアルミ箔に包まれたコインチョコレートが使用されています。週間チャート1位を獲得したことを記念して、ジャケットをモチーフにしたキーホルダーが販売されました。

ツアー

発売日当日から、5会場5公演に渡るホールツアー『ウカスカジー TOUR 2019 WE ARE NOT AFRAID!!』を開催。本作の収録曲が全曲披露されました。また、ツアーの追加公演が豊洲PITで開催され、その模様は映像作品に収録されました。

バンドアミーゴとして、SUNNY（キーボード・コーラス、バンドマスター）、設楽博臣（ギター）、藤谷一郎（ベース）、脇山広介（ドラム）が参加し、計6人編成での演奏、パフォーマンスとなりました。

収録曲について

全曲、作詞・作曲・プロデュースをウカスカジーが、編曲をSUNNYが担当しています。

We are not afraid: ライブツアーで収録されたミュージックビデオが制作されました。
敗戦の夜に: Mr.Childrenの楽曲「天頂バス」の歌詞が登場します。
言葉: 「niko and ...」CMソングとして使用されました。
Hi-Five: 知らない人同士がハイタッチできるような、幸せな空気を作りたいという思いが込められています。
雪物語: ライブツアー中のコーナーで生まれた楽曲が元になっています。
時代: 新しいものを否定するのではなく、受け入れて未来を肯定していきたいというメッセージが込められています。ミュージックビデオにはメンバーの幼少期の写真が使用されています。
* また会う日まで: ライブをイメージして制作された楽曲です。

『金色BITTER』は、ウカスカジーの新たな一面を感じさせる、聴きごたえのある作品です。

もう一度検索