金荘線

金荘線（きんしょうせん）

金荘線は、中国遼寧省大連市金州区の金州駅を起点とし、荘河市の荘河駅に至る鉄道路線です。中国国鉄が運営する非電化路線であり、沿線地域は、海産物、油を搾るための作物、木材、果物などの産地として知られています。

歴史

この路線は、もともと金州と城子坦を結ぶ私設鉄道の金福鉄路として、1927年10月1日に開通しました。その後、1939年5月20日に南満州鉄道に買収され、1945年までは金城線として運営されました。一方、城子坦から荘河までの区間は、1984年7月から1986年10月にかけて建設されました。

路線は正式には、金州から城子坦までを金城線、城子坦から荘河までを城荘線と区別されます。城子坦から先の荘河市内の区間は、荘河地方鉄路の管轄となっています。

運行状況

以前は大連駅から荘河駅まで直通する旅客列車が1日1往復運行していましたが、現在は金州駅発着となっています。かつては、午前中に金州発、午後に金州着の6333/6334列車が運行していました。

2011年5月30日からは、東北特鋼集団の新工場が登沙河駅に隣接したことから、瀋大線の周水子駅を始発とする工場直行列車「東北特鋼号」が1日2往復運行しました。この列車は15両編成で、定員は1640人、所要時間は65分でした。しかし、2015年12月に丹大都市間鉄道が開業したことに伴い、この列車は廃止されました。

接続路線

金州駅では、瀋大線と接続しています。

駅一覧

金州 - 金州東門 - 牛角山 - 広寧寺 - 蚕厰屯 - 亮甲店 - 泉水屯 - 登沙河 - 旗杵底 - 杏樹屯 - 大劉家 - 皮口 - 夾心子 - 城子坦 - 明陽 - 高陽鎮 - 大鄭 - 荘河

このうち、金州東門駅は貨物駅です。また、2010年2月の時点では、牛角山、蚕廠屯、泉水屯、旗杵底、大劉家の各駅には定期旅客列車の設定がありませんでした。

今後の計画

2010年には、丹大線の建設が始まり、金荘線もその一部として改良される見込みでした。また、海岫線の荘河への延伸工事も2010年に着工予定でした。
さらに、大連地下鉄3号線の小窯湾駅から登沙河への延伸構想もありました。

脚注

遼寧列車時刻表

金荘線のDL

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