金荷娜

金 荷娜（キム・ハナ）

金 荷娜（キム・ハナ、ハングル表記：김하나）は、1989年12月27日に大韓民国済州特別自治道で生まれたバドミントン選手です。彼女は右利きで、身長は172センチメートルです。また、彼女の名前は金ハナとも表記されます。

経歴

金荷娜は、小学生時代からバドミントンを始め、済州道バドミントン協会の副会長であるキム・ボギュ氏から高校までの指導を受けました。2009年末には韓国体育大学校の2年生として韓国代表に選ばれ、その後の全国体育大会で女子部門に出場し、次々とメダルを獲得しました。特に、2008年の団体戦で銀メダル、2010年には団体戦と女子ダブルスで金メダルを獲得し、2011年には団体戦で再び銀メダル、女子ダブルスで金メダルを手にしました。

2012年1月にはサムスン電機バドミントン団に加入し、同年のマカオ・オープンで鄭徑恩（チョン・ギョンウン）と組んだ女子ダブルスで優勝しました。さらに、インド・オープンでは再度優勝し、ドイツ・オープンでも銀メダルを獲得しました。しかし、ロンドンオリンピックでは女子ダブルスに出場するも、1次リーグでの無気力プレーが疑われ、失格となるという波乱の事態に見舞われました。

大会以降も彼女は鄭徑恩とのコンビで2013年にドイツ・オープン、スイス・オープン、台湾オープンで優勝を果たしました。また、混合ダブルスでは高成炫（コ・ソンヒョン）と組み、アジア選手権での優勝を皮切りに、シンガポール・オープンでの優勝など、数々の成果を上げました。そして2016年9月にはBWF世界ランキングで混合ダブルス1位に到達しました。

その後、2017年にパートナーを高成炫から徐承宰（ソ・スンジェ）に変更し、台湾オープンで優勝。2018年7月には韓国代表からの引退を発表します。2020年3月にはサムスン電機バドミントン団がサムスン生命バドミントン団に移管され、彼女もその所属チームに参加しました。

主な戦績

金荷娜のバドミントンキャリアは数々の栄光に彩られています。以下に彼女の主な戦績を示します。

• - 2011年: マカオ・オープン グランプリゴールド 女子ダブルス金メダル
• - 2012年: ドイツ・オープン グランプリゴールド 女子ダブルス銀メダル
• - 2012年: インド・オープン スーパーシリーズ 女子ダブルス優勝
• - 2013年: ドイツ・オープン グランプリゴールド 女子ダブルス優勝
• - 2013年: スイス・オープン グランプリゴールド 女子ダブルス優勝
• - 2016年: シンガポール・オープン スーパーシリーズ 混合ダブルス1位
• - 2016年: リオデジャネイロオリンピック 混合ダブルス準々決勝敗退（8強）

このように、金荷娜はバドミントン界で数多くの記録を打ち立て、強い競技者としての名声を確立しました。彼女の活躍は多くの若手選手にとっても刺激となり、バドミントン界の未来を明るく照らすことでしょう。

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