金閣寺 (山西省)

金閣寺 (きんかくじ)

金閣寺は、中華人民共和国山西省忻州市五台県にある五台山に位置する仏教寺院です。その名の由来は、屋根に銅の瓦が用いられ、仏閣が美しく飾られていることにあります。

歴史

金閣寺は、唐代の大暦元年（766年）に、僧侶である含光（不空の弟子）によって建立されました。しかし、その後、寺は兵火に見舞われ、創建当初の建物は失われ、遺跡のみが残る状態となりました。

現存する寺院は、明代、清代、そして民国時代に修復が行われたものです。これらの修復によって、金閣寺は再びその姿を取り戻しました。

文化大革命の時期には、紅衛兵によって寺廟などの宗教施設が徹底的に破壊されました。金閣寺も例外ではなく、寺内にあったすべての文化財が失われるという悲劇に見舞われました。しかし、1983年には、中華人民共和国国務院によって、金閣寺は漢族地区仏教全国重点寺院の一つとして認定され、その重要性が再認識されることとなりました。

伽藍

金閣寺の境内には、以下の建物が配置されています。

山門：寺院の入り口にそびえ立つ門。
観音閣：観音菩薩を祀る建物。
弥勒殿：弥勒菩薩を祀る建物。
観間殿
地蔵殿：地蔵菩薩を祀る建物。
菩薩殿：菩薩を祀る建物。
薬王殿：薬王菩薩を祀る建物。
大雄宝殿：本尊を安置する最も重要な建物。

これらの建物は、金閣寺の歴史と文化を今に伝える貴重な存在です。訪れる人々は、その荘厳な雰囲気に心を打たれることでしょう。

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