釣りバカ日誌5

映画『釣りバカ日誌5』の概要

『釣りバカ日誌5』は、1992年12月25日に公開された日本の映画で、人気シリーズ「釣りバカ日誌」の第5作目にあたります。同時上映されたのは『男はつらいよ 寅次郎の青春』です。本作では、主人公浜崎伝助とその家族の日常がユーモラスに描かれ、多くの笑いを誘いました。

あらすじ

物語は、浜崎伝助（通称ハマちゃん）が、初めての子供・鯉太郎の父としての試練に直面するところから始まります。釣りが大好きなハマちゃんだが、産まれたばかりの息子の世話をするために忙しい日々を送っています。しかし、ハマちゃんの母・たきが、子供の世話を手伝うために上京してくるも、ぎっくり腰になり、その予定が狂ってしまいます。そんな状況の中、伝助はなんとか家族の絆を保ちながら、日常生活を送っていくことになります。

ある日、ハマちゃんの妻・みち子が同窓会に出席することになり、たきが鯉太郎の世話をしてくれることに。しかし、急遽彼女が腰を痛めてしまったため、ハマちゃんは鯉太郎を会社に連れて行くことにします。勤務先では、同僚たちに鯉太郎を一時預けたものの、好奇心旺盛な彼は社内を歩き回り行方不明になってしまいます。ハマちゃんは必死に息子を探し回り、社内の大騒動を引き起こすことになります。

鯉太郎は無事に社長室で見つかりますが、彼の失踪によってハマちゃんは社内業務を妨害したとして処分を受け、丹後半島のすっぽん養殖所に左遷されてしまいます。初日から美しい海の景色に夢を抱くものの、家族がいない寂しさからかさして興味が湧かず、思うようには釣りが楽しめない日々が続きます。

そんな中、ハマちゃんの元に妻と息子が訪れ、家族の存在が彼の釣りへの興味を再び呼び覚まします。そこで久しぶりに釣りの対決が繰り広げられます。家族との関わりが、彼の心に新たな活力を与え、丹後半島での生活にも明るい光が差し込みます。

さらに、任地で困難に直面したハマちゃんは、家族を丹後に呼び寄せるために東京を後にすることを決断します。しかし、すっぽん養殖所では思わぬ事態が起こり、すっぽん同士の共食いが始まってしまいます。この事態を受けて、スーさんはプロジェクトの撤退を決定し、結果的にハマちゃんは無事に営業部に戻ることができるという結末を迎えます。

キャスト

• - 浜崎伝助（西田敏行）
• - 浜崎みち子（石田えり）
• - 浜崎鯉太郎（上野友）
• - 浜崎たき（乙羽信子）
• - 鈴木一之助（三國連太郎）
• - その他、営業課の仲間たちが登場します。

受賞歴

本作は、第11回ゴールデングロス賞で優秀銀賞を受賞し、高い評価を得ました。また、地上波での放送回数はシリーズ最多となっており、その人気は未だに根強いものがあります。

まとめ

『釣りバカ日誌5』は、家族とのふれあいや日常のトラブル、また釣りを通じた絆を描いたハートフルな作品です。笑いあり、感動ありのストーリーで、観る者を楽しませる要素が詰まっています。

もう一度検索