鈴木亜弥子

鈴木亜弥子のプロフィール・経歴

鈴木亜弥子（すずき あやこ）は、1987年3月14日生まれの日本の女性パラバドミントン選手です。埼玉県に生まれ、先天的に右腕が肩より上がらないという身体的な障がいを抱えていますが、バドミントン一家に育ち、彼女自身もバドミントンに情熱を注いでいます。

バドミントンとの出会い

亜弥子は小学3年生の時にバドミントンを始めました。中学時代には、健常者と同じ環境で競技を行い、関東中学生バドミントン大会で優勝するなどの素晴らしい成績を残しています。また、埼玉県立越谷南高等学校に進学後も、インターハイ団体戦では16位、全日本ジュニアバドミントン選手権大会ではダブルスで準優勝を果たしました。これらの経験が、彼女のアスリートとしての基盤を築くこととなったのです。

パラバドミントンへの転向

東京経済大学に進学後、成績が芳しくない時期がありました。この時期、実父からの勧めもあり、亜弥子はパラバドミントンに転向することを決意しました。2009年9月、彼女はソウルで開催されたパラバドミントン世界選手権で見事優勝を達成し、翌年のアジアパラ競技大会でも金メダルを獲得しました。この頃、彼女は競技から一時的に引退を余儀なくされましたが、さらなる成長のためには必要な期間でした。

現役復帰と東京パラリンピック

2014年10月、東京パラリンピックでパラバドミントンが正式種目として採用されると、彼女は現役復帰を決めます。基礎体力の向上を目指し、七十七銀行バドミントン部に所属し、再びパフォーマンスを向上させていきました。特に東京パラリンピックに向けた目標は、出場に加え金メダルの獲得でした。

2021年5月25日、世界バドミントン連盟は「Race to Tokyo 2020 Rankings」を発表し、彼女は東京2020パラリンピック競技大会おいて女子シングルスSU5と女子ダブルスSL/SUの2種目で推薦選手として内定されました。

東京2020パラリンピックの戦績

東京2020パラリンピックでは、亜弥子は女子シングルスSU5で銀メダル、女子ダブルスSL/SUではパートナーの伊藤則子選手と共に銅メダルを獲得しました。これらの成績は、彼女の努力と才能を証明するものであり、多くの人々に勇気と希望を与えています。

まとめ

鈴木亜弥子は、先天的な障がいを抱えながらも、数々の栄光を手に入れた日本のパラバドミントン選手です。彼女のこれまでの競技人生は、彼女自身だけでなく、周囲にも多くの影響を与えていることでしょう。彼女のさらなる活躍が期待されています。

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