鈴木将光

鈴木将光のプロフィールと経歴

基本情報

鈴木将光（すずき まさみつ）は、1987年4月8日生まれで、富山県富山市にルーツを持つ元プロ野球選手で、ポジションは外野手です。プロ入り後は広島東洋カープに所属し、右投右打でプレーしました。

プロ入り前のキャリア

鈴木は小学校1年生から地元のスポーツ少年団「月岡ツインズ」で野球を始め、後に石川県の星稜中学校に進学しました。星稜中で監督から指導を受け、遊学館高等学校に転校し、野球に一層専念しました。高校時代には、全国高等学校野球選手権大会に出場し、特に注目された選手となりました。2005年の高校生ドラフトで広島東洋カープから1位指名を受け、プロ野球選手としての第一歩を踏み出しました。

プロ入り後の戦い

鈴木は2006年に広島に入団しますが、シーズン開幕前に肩を故障。その後の数シーズンはケガの影響で、一軍出場が叶わない時期が続きました。2007年にはウエスタン・リーグで75試合に出場し、打率.245を記録しましたが、なかなか飛躍することはできませんでした。

2012年には7年目にしてようやく一軍に昇格、特に9月13日の読売ジャイアンツ戦では初打席での初安打を記録するなど、嬉しい瞬間を迎えました。そして2013年にはWBC日本代表の強化試合に参加する機会を得るなど、少しずつ存在感を示していきました。

成績と引退

鈴木のプロ野球キャリアは長いとは言えず、打率や本塁打数は期待に応えるまでには至りませんでしたが、彼の運動能力や強肩は高く評価されていました。しかし、2015年に戦力外通告を受けたことを機に現役を引退しました。

現役引退後の活動

引退後は鍼灸師としての新たな道を選び、専門学校で学びながら治療院で経験を積みました。2016年からは広島市のMSH医療専門学校に通い、資格取得に努めました。また、妻である野々村聡子氏もプロ野球選手であり、彼女は同校の女子硬式野球部の監督を務めています。鈴木も2019年まで同校の野球部コーチを務めていました。

2020年には広島県三原市に自らの鍼灸接骨院を開院し、新しい人生をスタートさせました。スポーツ選手としての経験を生かし、健康の維持やパフォーマンス向上に寄与できる仕事に取り組んでいます。

選手としての特徴

鈴木は高校時代、合計64本の本塁打を記録した実力者で、さらに50メートル走5秒8という俊足も持ち合わせていました。また、120メートルの距離を投げることができる強肩も特徴的でした。新入団選手の体力測定では筋力の強さが際立っており、期待される選手でしたが、実際の試合では打力が課題として残りました。それでも、プロ野球界では彼の持つ基礎能力の高さや努力する姿勢が、多くの人に感銘を与えています。

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