鈴木紀子 (バスケットボール)

秋田県出身の鈴木紀子氏は、1955年4月18日に生まれた元女子バスケットボール選手です。彼女は主にガードのポジションで活躍しました。

鈴木氏は、秋田県立大曲高等学校を卒業後、共同石油（現ENEOS）に入団。同郷である中村和雄氏が率いるチームで、リードオフマンとしてその才能を開花させました。158cmという身長はバスケットボール選手としては小柄でしたが、それを補って余りある運動量と卓越したテクニックを持ち合わせていました。特に、外角からの正確なシュートと、ディフェンスを切り裂くカットインは彼女の得意とするところであり、多くのファンを魅了しました。

彼女の輝かしい実績の中でも特筆すべきは、日本リーグでの活躍です。1978-79年シーズンから2シーズン連続で日本リーグMVPを獲得。これは、彼女の類まれなる才能と努力の結晶と言えるでしょう。小柄ながらも、その存在感は他の選手を圧倒し、チームを勝利に導く原動力となりました。

また、鈴木氏は全日本代表にも選出され、国際舞台でも活躍しました。1979年の女子世界選手権や、1980年モスクワオリンピックの女子バスケットボール世界予選などに出場。日本のバスケットボール界に大きく貢献しました。

引退後も、彼女の功績は色褪せることなく、多くのバスケットボールファンに語り継がれています。鈴木紀子氏は、日本の女子バスケットボール界を代表する選手の一人として、その名を深く刻んでいます。

参考文献

『月刊バスケットボール』 1978年11月号増刊

関連項目

日本のバスケットボール選手一覧
* 秋田県出身の人物一覧

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