銀嶺の王者

銀嶺の王者

『銀嶺の王者』（ぎんれいのおうじゃ）は、オリンピック金メダリストとして人気を博したスキーヤー、トニー・ザイラーを主演に迎えて製作された松竹映画です。監督は番匠義彰、製作担当は山内静夫が務めました。

製作の経緯

トニー・ザイラーの出演は、松竹映画がヨーロッパでの配給を委託していたパールハウス社との縁がきっかけでした。松竹の専務がヨーロッパを訪れた際、パールハウス社がザイラーとの交渉を行い、出演が実現しました。当時、ザイラーはヨーロッパで絶大な人気を誇っており、彼の出演は大きな話題となりました。

しかし、撮影開始直前に予期せぬトラブルが発生します。1960年1月18日、クランクイン当日に、ザイラーを招へいしたパールハウス社の社長が外国為替管理法違反の疑いで取り調べを受けました。さらに翌日には、ザイラー自身も出入国管理違反の疑いで警察に出頭を求められ、撮影は一時中断を余儀なくされました。スターを迎えての華々しい映画製作は、暗礁に乗り上げてしまったかのように見えました。

関係者の尽力により、その後、事態は収束に向かい、撮影は再開されました。そして、紆余曲折を経て、1960年4月29日に『銀嶺の王者』は無事公開されました。

あらすじ

（詳細なあらすじは記述されていませんでした。銀嶺を舞台にした人間ドラマであると推測できます。）

外部リンク

* 銀嶺の王者 - 松竹

もう一度検索