銀河英雄伝説の登場人物・その他

銀河英雄伝説　その他の登場人物

本項では、田中芳樹のSF小説『銀河英雄伝説』に登場する、銀河帝国と自由惑星同盟以外の勢力に属する人物について解説します。

フェザーン自治領

政治家・官僚

アドリアン・ルビンスキー (Adrian Rubinsky)
第5代フェザーン自治領主。「フェザーンの黒狐」の異名を持つ策謀家。帝国と同盟を天秤にかけ、フェザーンの利益を追求する一方、地球教への反逆も示唆。物語後半では逃亡生活を送りながらも、帝国内部に混乱をもたらすべく暗躍する。
ドミニク・サン・ピエール (Dominique Saint-Pierre)
ルビンスキーの情婦。元歌手、ダンサー、女優。ルビンスキーの良き理解者であり、彼の策謀を支える。物語後半では、ルビンスキーと共に逃亡生活を送る。
ニコラス・ボルテック (Nikolas Boltik)
フェザーンの自治領主補佐官。後に帝国駐在弁務官、フェザーン代理総督。ルビンスキーの側近として有能であり、ラインハルトからも評価される。しかし、最終的にはルビンスキーを裏切り、帝国に協力する。
ルパート・ケッセルリンク (Rupert Kesselrink)
フェザーンの自治領主補佐官。ルビンスキーの隠し子であり、彼への復讐を企む。しかし、ルビンスキーに見抜かれ、返り討ちに遭う。
ブレツェリ
同盟駐在弁務官。ネグロポンティの後任として登場。
グラズノフ (Glazunov)
OVA版のオリジナルキャラクター。フェザーンの帝国駐在弁務事務所の一等書記官。
ボリス・コーネフ
フェザーンの民間人。後に一時的に同盟駐在の情報工作員となる。

自由商人

ボリス・コーネフ (Boris Konev)
独立商人。ベリョースカ号（のちアンデューティネス（親不孝）号）の船長。ヤン・ウェンリーとは幼少の頃からの知り合い。フェザーン政府に巻き込まれるも、ヤンに協力する。
マリネスク (Marinesk)
ボリス・コーネフの部下でベリョースカ号の事務長。コーネフ不在の間、ベリョースカ号を預かる。
カーレ・ウィロック (Karle Wiloc)
独立商人で航宙士。後にベリョースカ号及び親不孝号のパイロットとなる。
ナポレオン・アントワーヌ・ド・オットテール (Napoleon Antoine de Hottetaire)
親不孝号の乗組員。
ボーメル (Bawmel)
貨物船ロシナンテ号の船長。皇帝誘拐事件に関与する。

地球教

総大主教（グランド・ビショップ）
地球教の最高権力者。本名不明。地球教の教義に妄執し、ルビンスキーに指示を与える。
ド・ヴィリエ (De Villier)
地球教の大主教。総書記代理。自己の栄達のために地球教を利用し、陰謀を企てる。ユリアン・ミンツに射殺される。
デグスビイ (Degsby)
地球教の主教。ルビンスキーの監視のためにフェザーンにいたが、ケッセルリンクの陰謀に巻き込まれる。
ゴドウィン (Godwin)
地球教の大主教。オーディン支部長。キュンメル事件に関与。

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