銀河英雄伝説の舞台

銀河英雄伝説に登場する、物語の舞台となる固有の建物名・地名について解説します。原作小説はもちろん、OVA版、道原かつみ版コミック、藤崎竜版コミックといったメディアミックス作品に登場するものも網羅。

星域・天体

帝国本土

銀河連邦時代から人類が到達した領域を含む、ゴールデンバウム朝銀河帝国の中心地。OVA版では、銀河系のオリオン腕に位置するとされています。

オーディン: ゴールデンバウム朝銀河帝国の首都星。皇宮である新無憂宮を中心に、帝国の中枢官庁が集まる。
ヴァンステイド（OVA）: メックリンガー艦隊とアップルトン率いる第8艦隊が激戦を繰り広げた星系。
ヴェスターラント: ブラウンシュヴァイク公の私領。民衆叛乱と核攻撃による虐殺事件が発生。ラインハルトとキルヒアイスの対立を招いた。
カストロプ星系: カストロプ公による反乱「カストロプ動乱」の舞台。
ゾースト: 人工衛星「クロイツナハIII」を有するガス状惑星。クロイツナハIIIは、外伝「汚名」の舞台となる娯楽施設。

太陽系

人類発祥の地である地球を含む星系。作中では銀河帝国辺境の一惑星に過ぎない。

地球: かつては宇宙で最も栄えた惑星の一つだったが、「一三日戦争」と続く戦乱やシリウス戦役での壊滅的打撃により荒廃。地球教団が支配する状態となっている。
月: 地球唯一の衛星。地球統一政府時代には月面都市が建設され、「太陽系の首都」と呼ばれることもあった。

同盟側（新領土）

帝国から逃亡した共和主義者たちが辿り着いた地。銀河統一後の新銀河帝国では「新領土」と称された。OVA版では銀河系のサジタリウス腕に位置するとされています。

ハイネセン: バーラト星系第4惑星。自由惑星同盟の首都星。長征1万光年を遂げた共和主義者が発見し、リーダー、アーレ・ハイネセンの名がつけられた。
ヴァンフリート星系: 恒星ヴァンフリートが不安定なため、惑星全てが劣悪な自然環境となっている無人の星系。
タナトス星系: 同盟領土の中でも辺境に位置する星系。エコニア捕虜収容所が存在する。
バーミリオン星域: 最も狭い意味での「バーミリオン星域会戦」の舞台となった星域。
イゼルローン回廊周辺: 帝国領と同盟領を隔てる宙域にあるトンネル状の空間。恒星アルテナと人工惑星イゼルローン要塞が存在する。
ティアマト: イゼルローン回廊の自由惑星同盟側出口付近の恒星系の1つ。

フェザーン回廊

帝国領と同盟領を隔てる宙域にあるトンネル状の空間。惑星フェザーンが存在する。

フェザーン: 事実上独立を保ち、帝国・同盟双方との貿易で繁栄。物語後半ではローエングラム王朝の首都星となる。

建物・店舗など

帝国本土

新無憂宮（ノイエ・サンスーシ）: 銀河帝国の首都星オーディンにあるゴールデンバウム王朝の皇宮。宮廷陰謀やドラマが繰り広げられた舞台。
海鷲（ゼー・アドラー）: オーディンにある帝国軍の高級士官クラブ。ラインハルト麾下の提督たちが集まる場所として登場。

同盟（新領土）

三月兎亭（マーチ・ラビット）: ハイネセン・ポリスにあるレストラン。ヤンが気に入っており、ユリアンを連れて利用する場面がしばしば描かれる。
ホテル・ユーフォニア: ハイネセン・ポリスにあるホテル。新領土の総督となったロイエンタールがここに総督府を開設した。

フェザーン

ヴェルゼーデ仮皇宮: 柊館焼失後のローエングラム王朝の仮皇宮。元はゴールデンバウム王朝が弁務官の官邸として使用していた建物。

要塞・軍事基地

イゼルローン要塞: 帝国領と同盟領を結ぶ「イゼルローン回廊」に存在する、帝国の軍事拠点。難攻不落を誇り、作中では何度も戦闘の舞台となる。
ガイエスブルク要塞: 帝国の軍事拠点。リップシュタット戦役時に貴族連合の拠点となり、後に移動要塞に改造される。
ダヤン＝ハーン: ポリスーン聖域にある、半ば破壊されて放棄された同盟軍の浮遊補給基地。メルカッツ独立艦隊の拠点。

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