銀魂 THE FINAL
概要
『
銀魂 THE FINAL』は、2021年
1月8日に公開された日本のアニメ映画で、
空知英秋の人気
少年漫画『
銀魂』を原作としています。この映画は、アニメシリーズの15周年を記念するものであり、アニメ
銀魂としては最後となる作品です。映画はPG12に指定されており、原作の最終章を中心に展開されており、既存のエピソードに新たなオリジナル要素も加えられています。
前日譚
本作の公開に先立ち、前日譚として『
銀魂 THE SEMI-FINAL』が2021年
1月15日からdTVで独占配信されました。この前日譚では、テレビアニメ第4期の最終話から続くストーリーが再構成され、「万事屋篇」と「真選組篇」の全2話に分かれて描かれています。この内容は、ファンにとって物語の背景を更に深く理解する助けとなります。
ストーリーの軸
映画の物語は、かつて幼い銀時たちを指導した師匠・吉田松陽が悪しき存在、虚(うつろ)になってしまうことから始まります。虚は地球を道連れに自らの命を断とうと企てますが、最大の敵そのものを阻止するために銀時、高杉、桂のかつての盟友が立ち上がります。その傍らには、万事屋の仲間たちや真選組といった旧知の面々も集まり、護るべきものを守るために命を賭けた壮絶な戦いを繰り広げます。
主要キャラクター
- 坂田銀時(声:
杉田智和)
- 志村新八(声:
阪口大助)
- 神楽(声:
釘宮理恵)
- 吉田松陽/虚(声:山寺宏一、
喜多村英梨)
- 高杉晋助(声:
子安武人)
- 桂小太郎(声:石田彰)
- 近藤勲(声:
千葉進歩)
- 土方十四郎(声:
中井和哉)
- 沖田総悟(声:
鈴村健一)
このように多様なキャラクターが登場し、それぞれが物語において重要な役割を果たします。
制作の背景
本作は、具体的には原作のアクションシーンが多いため、最大限の制作予算と時間をかけることが重要とされました。そのため、劇場版としてしっかりとした作品に仕上げるため、タイトルも『THE FINAL』と名付けられ、観客にとってこれが最後の作品であると直感できるようにしています。また、原作後半のリアルな絵作りに合わせてキャラクターデザインも見直され、原作者の
空知英秋がジョインしています。
監督を務めた宮脇千鶴は、物語の軸を
松下村塾のメンバーに据え、彼らの成長と思い出を整理することに重点を置きました。
音楽と封切り
主題歌にはSPYAIRによる「轍〜Wadachi〜」が使用されており、映画の雰囲気を高めています。また、映画公開にあたり、前売券や特典も用意され、多くのファンが足を運びました。
公開初日からの勢いは凄まじく、観客動員数や興行収入は多くの記録を打ち立てました。公開から数週間での結果も非常に好調で、持続的に人気を得ていることが窺えます。
まとめ
『
銀魂 THE FINAL』は、長年にわたり愛されてきた物語の集大成として、多くの人々の心に深く刻まれる作品となりました。キャラクターたちの成長、深い絆、そして壮大な戦いが融合したこの映画は、ファンにとって特別な体験となることでしょう。