銀魂のすごろく

銀魂のすごろく：PSVitaで繰り広げられる、ドタバタ人情SFすごろく

2013年1月24日、バンダイナムコゲームスよりPlayStation Portable向けに発売された『銀魂のすごろく』は、空知英秋原作の人気漫画『銀魂』を題材としたすごろくゲームです。キャッチコピーにもあるように、原作のユーモラスな世界観と、予測不能な展開が楽しめる、まさに「ドタバタ人情SFすごろく」と言える作品に仕上がっています。

ストーリー：すごろく世界からの脱出劇

物語は、長谷川泰三が万事屋に持ち込んだ流行のバーチャルすごろくから始まります。坂田銀時、志村新八、神楽ら万事屋メンバーは、最初は軽い気持ちでプレイを始めますが、いつしかその世界に閉じ込められてしまうことに。脱出を目指す彼らの前に、様々なキャラクターや事件が立ちはだかります。特に、弟の行方を探す新島七重や真選組、桂小太郎といったおなじみの面々との出会い、そして協力は物語を大きく彩ります。プレイヤーは、銀時たちと共に、この仮想世界からの脱出を目指し、様々な困難を乗り越えていくことになります。

8つのステージ：原作の名場面とオリジナル要素

ゲームは全8ステージ構成で、それぞれ原作をモチーフにしたストーリーが展開します。各ステージにはクリア条件があり、例えば「30,000円を集める」「特定の敵を倒す」「キャラクターの記憶を取り戻す」など、バラエティ豊かな目標が設定されています。

各ステージの概要は以下の通りです。

第一訓：ゲームは一日一時間!!では終わらない（マダオ篇）：家賃を払えず困窮する銀時たちが、30,000円を稼ぐため奔走します。使用可能キャラは坂田銀時。
第二訓：ゲーム版銀魂　要約紅桜編（紅桜篇）：エリザベスの知らせで、桂小太郎を狙う辻斬りを追いかけるストーリー。使用可能キャラは坂田銀時、志村新八、神楽。
第三訓：もっさりブリーフを脱がさないで（将軍篇）：記憶喪失の徳川茂々将軍を救出し、すごろく世界から連れ戻す真選組の奮闘を描きます。使用可能キャラは近藤勲、土方十四郎、沖田総悟。
第四訓：あくまでオマージュです（爆弾男篇）：坂本辰馬からの依頼で、モテモテアイテムを手に入れるため、爆弾を駆使してサービス券を集めることに。使用可能キャラは坂田銀時、近藤勲、桂小太郎。
第五訓：人気投票なんて燃えてハイになれ（人気投票篇）：キャラクターたちの恥ずかしい写真がばらまかれる中、人気投票を巡る戦いが勃発。ダイヤモンド・バキュームも登場します。使用可能キャラは坂田銀時、志村新八、神楽、近藤勲、土方十四郎、沖田総悟、桂小太郎。
第六訓：ストレートパーマに悪い奴はいない（金魂篇）：坂田金時による洗脳事件に巻き込まれ、記憶を取り戻すため奮闘します。使用可能キャラは坂田銀時。
第七訓：賽の河原と悪の華（悪党篇）：奪われたサイコロを取り戻すため、神威や高杉晋助ら強敵と戦うことに。使用可能キャラは坂田銀時、志村新八、神楽、近藤勲、土方十四郎、沖田総悟、桂小太郎。
第八訓：ゲームはみんなでやる方が楽しい（暴走篇）：新島七重の弟、六彦の企みによって暴走する夢枕を止めるため、最終決戦に挑みます。使用可能キャラは坂田銀時、志村新八、神楽、近藤勲、土方十四郎、沖田総悟、桂小太郎。

キャラクター：おなじみの面々とオリジナルキャラ

ゲームには、坂田銀時、志村新八、神楽を始めとするおなじみのキャラクターに加え、新島七重、新島六彦といったオリジナルキャラクターも登場します。新島七重は、弟である六彦を探し、銃を操る重火器マニアという設定。六彦は機械マニアで、姉とは対照的な性格をしています。

その他にも、長谷川泰三、お登勢、岡田似蔵、徳川茂々、松平片栗虎、志村妙、坂本辰馬など、原作でおなじみのキャラクターたちが、それぞれのステージで活躍します。

すごろくシステム：多彩なマスとイベント

ゲームの舞台となるすごろく盤には、様々なマスが配置されています。スタートマス、プラスマス、マイナスマス、バトルマス、危険マス、カードショップマス、強化ショップマス、回復マスなど、それぞれのマスで異なるイベントが発生します。これらのマスを巡りながら、キャラクターを強化したり、アイテムを入手したりしながら、ステージクリアを目指します。

まとめ：原作ファンも楽しめる、独自のすごろくゲーム

『銀魂のすごろく』は、原作の魅力をそのままに、独自のすごろくゲームとして高い完成度を実現しています。原作ファンはもちろん、すごろくゲーム好きにもおすすめの一本です。独特の世界観と、予測不能な展開に、きっとあなたも夢中になるでしょう。

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