鋼の救世主

鋼の救世主 概要

『鋼の救世主』（はがねのメシア）は、人気音楽ユニットJAM Projectの5作目となるシングルで、2001年4月25日にLantis（現在のバンダイナムコアーツ）から世に送り出されました。この楽曲は、プレイステーション用ゲーム『スーパーロボット大戦α外伝』のオープニングおよびエンディングテーマとして知られており、スパロボシリーズにおける初の主題歌の一つとして位置づけられています。

このシングルには、曲自体の魅力のみならず、ゲームとの関連性からくるファンの熱意を感じることができる作品です。特に、2008年12月25日に発売された『SUPER ROBOT WARS JAM Project SONGS』には、このシングルからの楽曲が再収録されており、今なおファンに親しまれています。

特別企画

また、2006年4月5日には、JAM ProjectのベストCD『Olympia 〜JAM Project BEST COLLECTION IV〜』と、ライブDVD『KING GONG』の初回版限定特典として、当時のメンバーが参加した「鋼の救世主 Ver.2006」CDが全応募者にプレゼントされる企画が実施されました。影山ヒロノブ、松本梨香、遠藤正明、きただにひろし、奥井雅美、福山芳樹といった実力派によるこの特別バージョンは、ファンの間で大きな話題を呼びました。

音楽的特徴

本作に収録された楽曲は、全曲が作曲者千沢仁によるもので、編曲は須藤賢一が担当しています。主題歌「鋼の救世主」は、影山ヒロノブが作詞を手掛け、ゲームのオープニングを飾る力強いメロディで構成されています。一方、エンディングテーマである「POWER」は、工藤哲雄が作詞しており、感情的で印象的な楽曲に仕上がっています。

また、このシングルにはオフボーカルバージョンの「鋼の救世主」（off vocal）および「POWER」（off vocal）も収録されており、ファンやアーティスト志望者にとって歌唱の参考としても利用されています。

他のメディアでの使用

『スーパーロボット大戦α外伝』のオリジナルサウンドトラックには、ゲームバージョンの「鋼の救世主」は収録されていないものの、サウンドトラックバージョンは特集されています。ゲームバージョンは、2001年8月1日にリリースされた『スーパーロボット大戦α コンプリートサウンドトラック』に、ピアノバージョンの「POWER」とともに収められています。

他のゲーム作品においても、「鋼の救世主」は存在感を示しています。たとえば『スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS』では、「鋼の救世主 Ver.OG」としてインストゥルメンタル・アレンジ曲が第一部の最終話「最後の審判者」のステージBGMとして利用されています。このように、『鋼の救世主』は数多くのメディアで愛され続けている楽曲なのです。

まとめ

『鋼の救世主』はJAM Projectが送り出した名曲であり、ゲームとの融合が生み出した独特の魅力を持つ作品です。さまざまなメディアで再発見され続けるこの楽曲が、今後もファンの記憶に刻まれていくことでしょう。

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