鋼の錬金術師3 神を継ぐ少女

『鋼の錬金術師3 神を継ぐ少女』

『鋼の錬金術師3 神を継ぐ少女』は、2005年7月21日にPlayStation 2専用ゲームソフトとしてリリースされました。本作は、人気作品『鋼の錬金術師』の第3作目であり、完全にオリジナルのストーリーが展開されます。予約特典には、著者の荒川弘によるゲームのプレビュー漫画と4コマ漫画が含まれた「PS2 鋼の錬金術師大全」が付いていました。

ストーリー概要

物語は、ホムンクルス・グリードとの戦いを終えた後、エドワード・エルリック、弟のアルフォンス、そして幼馴染のウィンリィの3人が、賢者の石を求めて旅に出るところから始まります。マスタング大佐から、北国のヴァルドラに賢者の石に関する噂があるとの手紙を受け取って訪れた一行は、祭りを楽しんでいましたが、不穏な空気が漂い始めます。突然、謎の武装集団が現れ、平和な祭りの場は瞬時に混乱に陥ります。

エドとアルは、離れ離れになったウィンリィを捜し出し、彼女が危機に瀕している場面に遭遇します。しかし、未知の力を持つ男に苦しめられ、苦境に立たされることになります。この物語には、仲間や敵との複雑な関係が織り交ぜられており、賢者の石への道が試練に満ちたものであることが強調されています。

主な登場人物

エドワード・エルリック

本作の主人公で、国家錬金術師の資格を持つ最年少の“鋼の錬金術師”。失った身体を取り戻すために賢者の石を求めています。

アルフォンス・エルリック

エドの弟で、人体錬成の失敗によって肉体を失い、魂だけが鋼の鎧に宿っています。穏やかな性格で、兄のサポートをしつつ旅を続けています。

ウィンリィ・ロックベル

エルリック兄弟の幼馴染であり、義肢装具師として彼らを支えています。献身的でありながらも勝気な一面を持っています。

ソフィ・ベルクマン

謎の印を持つ少女で、父親の遺言に従い賢者の石の真実を求めてヴァルドラにやってきました。彼女の過去は謎に包まれています。

敵と対立

物語には、ヴェルザの一族や政府の暗い思惑が絡み、エドたちは様々な試練に直面します。特に、ヴェルザの一族は自身の力を求められ、国家の権力者から狙われる側面が強調されています。彼らは自身の運命を変えるため、何があっても抗おうとする姿が描かれています。

主題歌

本作の主題歌は、北出菜奈による「悲しみのキズ」と森直子による「Close my eyes」です。これらの楽曲は、物語の成長や高揚感をより深く感じさせてくれるものとなっています。

評価

発売初週には約46,954本を販売し、多くのファンから支持を受けました。

『鋼の錬金術師3 神を継ぐ少女』は、エルリック兄弟の新たな冒険が展開される作品として、多くのプレイヤーにとって特別な存在となっています。魅力的なキャラクターや深いテーマが、ゲームを通じて体験されることにより、プレイヤーに強い感動を与えています。

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