鍋倉那美

鍋倉那美について

鍋倉那美（なべくら なみ、1997年4月11日生まれ）は、兵庫県姫路市から来た日本の女子柔道家です。彼女は161cmの身長を持ち、柔道においては主に右組みのスタイルで戦い、得意技として内股を持っています。これまでのキャリアを通じて、鍋倉選手はさまざまな大会で輝かしい成績を収め、多くのファンの支持を得てきました。

幼少期から柔道を始める

鍋倉選手は5歳で柔道を始めました。彼女の兄2人の影響を受けて新日鉄住金が運営する広畑柔道教室に通い出しました。ちなみに、彼女には妹はいないという点が話題になることもありますが、両親は柔道の経験はないため、家族の中で最初の柔道家としての道を歩む形になりました。

小学生時代

鍋倉選手は小学校時代、大津小学校で柔道に励み、同じく兵庫県の阿部一二三選手と何度も対戦しました。鍋倉選手はその頃から阿部選手に対して強い印象を与え続け、彼は鍋倉選手の活躍が自身の成長の一助になったと後に語っています。小学校5年生の時、全国小学生学年別柔道大会で40kg級にて優勝を果たし、6年生時にも様々な試合で経験を積みました。

中学時代

鍋倉選手は中学校へ進学後、憧れの柔道家である谷本歩実選手の影響を受け、大成中学に進学。大石道場に所属し、厳しい指導の下でさらなる技術を習得しました。彼女は中学時代においても多くの大会で順位を残し、特に全国中学校柔道大会では見事な才能を示しました。3年生時に全国中学校柔道大会で優勝を果たし、団体戦でもチームとして輝かしい成績を収めました。

高校時代

大成高校に進学した鍋倉選手は、取引先の選手との対戦やチーム戦で圧倒的な強さを発揮。様々な大会で優勝や上位入賞を果たします。特に2016年のインターハイ個人戦での優勝は記憶に残るもので、また団体戦でもチームを全国優勝に導くなど、確実に成長を遂げていきました。

大学と社会人生活

高校卒業後、鍋倉選手は三井住友海上に入社し、練習の合間に仕事をこなす日々を送ります。2016年にはグランプリ・ブダペストで優勝を果たし、実業団でも優れた成績を残すなど、着実に実力をつけていきました。その後も彼女は国内外で数々の大会に出場し、着実に成績を重ねることとなります。

国際大会での成功

鍋倉選手は国際大会でも数々のタイトルを獲得。特にアジア選手権やアジア大会での優勝は、彼女のキャリアの中でも大きなポイントです。さらに、グランドスラム・東京やワールドマスターズといった大会での成績も光り、試合ごとに進化を見せてきました。

リオオリンピックとその後

2016年のリオオリンピックを観戦した体験は、鍋倉選手にオリンピック出場の希望を強く抱かせましたが、2020年東京オリンピックには選ばれないという試練も経験しました。その後は新しい環境での挑戦を決意し、自身の夢に向けて進み続けています。

現在と今後の展望

2023年には再びグランプリ・ウランバートルで優勝を果たし、今後も世界ランキングでトップを狙う選手の一人として尽力しています。鍋倉選手は常に向上心を持ち続け、柔道界を牽引する選手となることでしょう。未来の成果が楽しみです。

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