長居第2陸上競技場

長居第2陸上競技場

長居第2陸上競技場（ながいだいにりくじょうきょうぎじょう）は、大阪府大阪市東住吉区の長居公園内にある陸上競技場です。この競技場は、陸上競技だけでなく、サッカーやラグビーなどの球技にも使用できる多目的な施設として知られています。大阪市が所有しており、公園内に存在する他の施設と同様に、わくわくパークプロジェクトチームによって管理・運営されています。このプロジェクトチームは、ヤンマーホールディングスの100%出資子会社であるわくわくパーククリエイトなど、6つの団体で構成されています。

歴史

長居第2陸上競技場は、1993年6月に完成しました。1994年8月にはバックスタンドに座席が設けられ、1995年3月には照明設備と電光掲示板が導入され、競技施設としての環境が整いました。2014年3月からは、ヤンマーが命名権を取得したことにより、正式名称が『ヤンマーフィールド長居』に変更されました。この略称は「ヤンマーフィー」としても知られています。

主なイベント・大会

長居第2陸上競技場では、さまざまな陸上競技イベントや球技大会が開催されています。1997年には第52回国民体育大会（なみはや国体）の秋季大会の練習トラックとして使用されました。さらに、2007年には世界陸上選手権のサブグラウンドとしても利用されました。他にも、関西学生陸上競技対校選手権や大阪高校陸上競技対校選手権、大阪国際女子マラソンなど、数多くの大会が行われています。

サッカーに関しては、ジャパンラグビートップリーグや総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント、様々な関西リーグの公式戦が開催されてきました。特に、1994年からはJリーグのセレッソ大阪の公式戦が行われ、2002年から2006年までの間には佐川急便大阪SCの試合も行われ、2015年から2018年にかけてはFC大阪の試合が行われていました。

施設概要

長居第2陸上競技場は、日本陸上競技連盟による第3種公認の施設で、400mのトラックが9レーン設けられています。この競技場には天然芝のフィールドがあり、サイズは縦105m、横69mです。収容人数は約15,516人で、4基の鉄塔により1500ルクスの照明が整備されています。また、電光掲示板も設置されており、競技の運営をサポートします。

アクセスと周辺施設

長居第2陸上競技場は、長居公園内に位置し、近隣には大阪市立長居植物園や自然史博物館、ヤンマースタジアム長居など多様な施設が揃っています。これにより、イベント参加者は競技観戦以外にも様々なアクティビティを楽しむことができます。長居公園全体が楽しめるスポットとなっており、地域の交流やスポーツ発展の場としても重要な役割を果たしています。

以上のように、長居第2陸上競技場は多機能な施設として、地域のスポーツ活動を支え、全国レベルの大会も開催される重要な拠点となっています。

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